第二十八章
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上は倒したみたいだな」
「ええ。六割ってところですかね」
その浮かび上がってくる異形の者達を見ながらの言葉である。
「どうたら」
「そうだな。そうした辺りか」
「成功ですかね」
その状況を役に対して問う本郷だった。
「これは」
「そう考えてもいいだろう」
役もそれでいいとするのだった。
「それでだ」
「ええ。いよいよですね」
「まず機先は制した」
それは終わったというのであった。
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