フーシャ村
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り、実際に村人の8割方の女性が……堕ちた。
村人が騒がしくなり始めた時、彼の周りにいた人垣が割れるように開いたかと思うと杖を付いた老人が現れた。
ゼブラ柄の帽子とズボン、白のワイシャツにメガネをかけていた。
ルミスはこの老人が村人の中の誰よりも威厳、瞳の奥に見られる覚悟が強く感じたため、見ただけで村長であることを確信した。
ルミスが目を鋭くして老人を見ていると老人はそんなルミスに臆することなく声をかけた。
「今背中に翼が生えているように見えたがあんたは何者なんだ?
そして何の用でこの村に寄ったのかは知らんがこの村は裕福じゃない。
あんたにやれる物はないが…?」
ーーん?え?俺盗賊か何かだと思われてるの?
ルミスは誤解されていることに気が付くと凄い勢いで顔の前で手を横に振ると誤解の意を告げる。
「ちょ、ちょっと待ってくれよっ!
何か誤解をしているようだが俺は盗賊でも山賊でも…(まだ)海賊でもないぞ!
ただ探している人がいてこの村に立ち寄っただけだ??
この翼は悪魔の実っていうやつの能力みたいなものだ。」
ルミスは背中に生えた翼を老人と村人に見えやすいようにバサッと大きく広げ説明した。
ルミスが悪魔の実という言葉を口にすると辺りでどよめきが起きた。
老人も驚きの表情を浮かべた。
「そ、そうか。
すまなかった。誤解していたようじゃ。
いやー、しかし驚いた。
悪魔の実の能力者を見たのは2人目で、ルフィ以外にはなかったものでな。」
「悪魔の実には動物のような種類もあったのか…」と、老人は続けて口にするがルミスの耳には届いていなかった。
ルミスは老人の先程の言葉の中に自分が探している少年の名前があったような気がして、老人に向かって両手を翳し静止の声をあげる。
「さらにちょっと待った??」
「ん?どうした?」
「今何て言った?」
「…?悪魔の実には動物のような種類もあっt「そこじゃない!」…。
悪魔の実の能力者を見たのは2人m「そこでもない!」…。
……ルフィ?」
「それだ!」
ルミスはルフィという名に人差し指を老人に向けて、かなり大きな声で叫んだ。
老人はそんなルミスの態度に怪訝な表情で尋ねた。
「探している人というのはルフィの事か?」
「あぁ!間違いない??
ちなみにその人物の名はモンキー・D・ルフィで間違いないよな?」
「あぁ、間違いない。
しかし…ルフィに何の用じゃ?」
老人は目を鋭くしてルミスに尋ねた。
「何の用、か……うーん、会いに来たとしか言いようがないんだがな。
まぁ、それは置いておいて…。
ルフィはどこにいるんだ??」
ルミスは瞳を輝かせて老人に問う、が…。
老人は顔をムスッと不機嫌な顔に変えると
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