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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter33「分かり合いたい」
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空U型、4機編隊が3隊、12機編隊が1隊」
「発見時から変わらず、それぞれ別の低沿軌道で旋回飛行中です」
「レリックが狙いじゃないのか?」
ガジェットの製造目的はレリックやそれに近い反応を持つロストロギアに集まるのならば、今回のガジェットの出現の意図が読めない。
なら……
「海上で旋回飛行だけをしている点から推測するとこれは……」
「まるで、打ち落としに来いと誘っているように見えますね」
「そうやね……」
椅子に座りながら、後ろのフェイト達に視線を向ける。
「テスタロッサ・ハラオウン執務官、どう見る?」
「犯人がスカリエッティなら、こちらね動きとか空戦力を計りたいんだと思う」
「この状況ならこっちは、超長距離攻撃を放りこめばすむわけやし……」
「一撃でクリアですよ〜♪」
はやての隣にいるリインが名案だと言うかのように、手を上げて話す。
最も、この殲滅作戦は高ランク魔導師が多数所属し、尚且つ砲撃魔導師のなのはがいるからこそ成立する戦法だ。
全ての部隊が出来るわけでもない。
「いや…わざわざ相手の策に乗る必要は今回はないんじゃないか?」
「うん。エージェントの言うとおりだよ。奥の手は取って置いた方がいい」
「まぁ実際、この程度のことで隊長達のリミッター解除ってわけにもいかへんしな……高町教導官はどうやろう?」
「こっちの戦力調査が目的なら成るべく新しい情報を出さずに今までと同じやり方で片付けちゃうかな」
「うん……それで行こう」
作戦の方式が正式決まる。
空に出るのはなのはとフェイト、ヴィータに決まる。
ルドガーとしても骸殻能力を利用して彼女達の力になりたいが、敵の策に乗るわけにもいかなければ、下手に骸殻を使い自分の中の時歪の因子(タイムファクター)の進行を進めるわけにもいかない。
部隊長室から退室したルドガー達はヘリポートへと移動してから程なく、スターズ、ライトニング両小隊のメンバーが集まった。
その際、ルドガーはティアナと件の模擬戦後、始めて顔を合わせるが、ティアナは目を合わせようとはしなかった。
「今回は空戦だから、出撃は私とフェイト隊長、ヴィータ副隊長の3人」
「皆はロビーで出撃待機ね」
「そっちの指揮はシグナムとルドガーだ。留守を頼むぞ」
「「「はい!」」」
「……はい」
なのは達の指示に対する返事がティアナだけ、他の3人と比べ何処か覇気に欠けていた。
それを見たルドガーは今は気持ちを切り替えろと話そうとしたが、それより先になのはが口を開いた。
「あと、それから……ティアナは出動待機から外れとこうか」
「っ!」
なのはの一言でフォワード達に動揺が走る。当の本人ティ
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