例えばこんなお姉ちゃんは結構世話が焼ける
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駄目なのをからかったことを根に持っていたのか・・・ん、砂糖と塩を間違えるとかベタなことはしていないようだ。米に水分が多すぎてべたべたではあるがね。
指摘したら「悔しくなんかありませんっ!!」と叫んでいた。悔しさをバネに成長するんだよ?
・・・おい親父?何だよその桐箱に入れたお菓子は?・・・学園長への手土産?何で桐箱なんだよ・・・時代劇とかの見すぎじゃないのか?
9月12日
いや、うん。一夏君とゴエモン君はよくこんな環境で平然としてられるな、って素直に感心してしまう。技研にはそれなりに人はいるが、これだけの好奇の目線に晒されたのは初めてだ。こっちの一挙手一投足に過敏に反応されたんじゃ気が滅入るぞ・・・
さて、それはさておき俺の仕事を確認するか。明日は休暇の間に改良を施したティアの簡易メンテとヴァルシオンU・・・っと、ゴエモン君の命名でルーシィになったんだったな。この子の調子を確かめる。
明後日は鈴音ちゃんのシャロンのシステムアップデートと組立途中だった「藤花」の仕上げ。明々後日は何と先生方の頼みで整備科の特別講習を任されてしまった。忙し過ぎだろ!!
背景、親父殿へ。貴方の息子は今研究所を超えるハードワークを行ってます。敬具。
9月13日 セシリアの貴族日記
まるで装甲と手足が最初から繋がっていたかのような一体感。今までハイパーセンサーで知覚できなかった領域が押し広げられるような錯覚。ティアの事を意識して訓練すればするほど、ティアの意識が感じ取れるようになっていく。昔はゴエモンさんを頼らないと全く分からなかったのに、今では何となくティアの機嫌が分かるまでに至っています。
ひょっとしたらIS適性値も上がっているのかもしれないけれど、今の私には関係の無い事。リューガさんの手で生まれ変わったブルー・ティアーズと空を飛ぶのが、今は只々嬉しいです。
リューガさんがメンテナンスをしてくれたが、私の事をとても褒めてくれました。ISに愛がある人間の操縦だ、と。世界でも指折りのIS開発者とまで噂されるリューガさんのお墨付きは素直に嬉しかったです。BTの制御システムを開発した彼の言葉に偽りはないでしょう。
私はもっと高みへと行ける。ティア、貴方と一緒ならば、どこまでも。
9月14日
シャルロットさんと模擬戦しました。なかなかに手強かったですが、最終的には機体性能の差で競り勝ってしまいました。・・・どうにも面白くありません。シャルロットさん自身の技量は私に劣るものではないのにフレームの差で勝敗が決まるとは。
ファリンは決して劣っているISではありませんが、第4世代のヴァイスとツバキ、チューンが施されたシャロンとティア、もともと軍用機のレンと比べるとどうしても性能差が否めま
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