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嘘のようで本当の自衛隊体験
第1空挺団について
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心配させまいと嘘をつきました。








そしてN駐屯地を離れる日

普通科行きのトラックに乗ろうとした時

「トリちゃん!」

私の事をトリちゃんと呼ぶのは一人しかいません

「ノラちゃん」

制服を着たノラ曹長が封筒を持って立っていました。
その左胸には空挺徽章とレンジャー徽章

「トリちゃんに渡したい物があって」

そう言って封筒を差し出すノラ曹長
封筒を受け取り中身を見てみると

「ノラちゃん
…これ」

中に入っていたのは迷彩服に縫い付ける三曹の階級章とレンジャー徽章でした

「トリちゃんなら絶対に三曹になってレンジャー隊員になれるって僕は信じてるから」

思わず涙が流れました。

「ノラちゃん…ありがとう(泣)」

「泣くなよトリちゃん」

そう言うノラ曹長も涙を流していました。
そして出発の時間

「トリちゃーん!
元気でなー!!」

「ノラちゃーん!
俺、絶対三曹になるから!!
レンジャーになるから!!」

ノラ曹長は私の姿が見えなくなるまで手を振っていました。







この時ノラ曹長から貰った階級章とレンジャー徽章は今は私の迷彩服に縫い付けてあります
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