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嘘のようで本当の自衛隊体験
第1空挺団について
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」゜□゜)」







あの時は本当にビックリしました(笑)
だって空挺徽章を着けてなかったんですから(後で知ったのですが徽章は着けるも着けないのも本人の自由とか)

ノラ曹長の空挺団の話の内容については一般には公開出来ない内容が多い為に割愛させていただきますm(_ _)m
どうかご了承ください

「というのが第1空挺団です
…そうそう空挺団に入ると女性にモテます」

ノラ曹長の言葉に耳を傾ける彼女がいない同期達(作者はいたので興味なし
すみませんリア充で)

「第1空挺団っていうのは、やっぱり普通の隊員とは違うんですよね
鍛え上げられた肉体がありますし何よりヤル気に満ち溢れてるんですよね
それから、この中で空挺に行きたい人
行くなら前期教育が終わってすぐがいいですよ(笑)」

え〜就職自衛隊希望かつ空挺団希望の読者の方必見の情報です
見逃さないように

「というのも空挺は厳しいんです
特に一般部隊から空挺に入った人は地獄を見ます
しかしね
新隊員の時に空挺に入ったら慣れちゃいます
僕は前期教育が終わってすぐに空挺に行ったので厳しい事を沢山経験しました
でもね、それが普通になってくる
僕は初めて空挺以外の駐屯地に来たけど改めて思いました」

次のノラ曹長の言葉を聞いた私は耳を疑いました
読者の皆様心の準備はよろしいですか?







「空挺は軍隊だったんだと
一般の自衛隊は軍隊じゃないんだと本当にね
そう思いました」







こりゃ日本は安泰だわ(^_^;)
心の底から私はそう思いました

精神教育が終わった後
私は空挺団に入る為の試験の受験を希望しました。
その際ノラ曹長と色々な話をしました

ノラ曹長は空挺レンジャー隊員でもあったので沢山の事を教えてくれました

ヒナから育てて可愛がった鶏を泣く泣く捌いて食べた事

空挺体操なる体操がある事

等々
教えてくださいました

私とノラ曹長は意気投合して、わずか3ヶ月の間に

トリちゃん
ノラちゃん

と呼び合う程
仲良くなり時には班長達の指導から守ってくれた事もありました(笑)

しかし

別れはやって来るもの

空挺の試験に落ちた私は(原因は高血圧)普通科への配属が決定
後期教育からはN駐屯地を離れる事になりました

その事をノラ曹長に話すと

「そうか…
トリちゃんは普通科か」

「はい…ノラちゃんと同じ野戦特科がよかったんですけど」

「やっぱり寂しい?
トリちゃん」

「はい
少しだけ」

嘘でした。

本当ならもっとノラ曹長といたい
この人の下で働きたい

本心を隠してノラ曹長を
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