暁 〜小説投稿サイト〜
深き者
第十六章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
である。少なくともカナダ人に対して話せる内容のものではなかった。
「まずな」
「ですね。アメリカが隣にありますし」
 このことがやはり大きい。どうしてもアメリカに注目がいってしまうのである。
「やっぱりカナダっていいますと」
「存在感がなくなってしまうからな」
「食べ物もあれですしね」
「アメリカより遥かにあれだ。イギリスと同じ位か」
「かも知れませんね」
 二人の酷評は続く。
「あれじゃあ」
「今はそれで満足できてもだ」
 牧師の好意は下手な味付けに勝るというのである。二人もそれを解するだけのものは備えていた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ