空白期編
家族
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が。
「じゃあ母さん、父さん、美愛、行ってきます」
「陽龍が怪我しないよう、気をつけるね」
オレたちは地下の転移装置の上にたち、言う。
「ほんと、アリシアは陽龍のことを頼むわね」
「あんまアリシアに頼ってばっかじゃダメだからな、陽龍」
「おにぃ、アリシア、頑張ってね。応援してる」
大切な家族に見送られ、オレとアリシアはミッドへと転移した。
転移した先はオレたちが今日から住むマンションの前。
「フェイトたちが来るのは明日。働くのは明後日から、だよね?」
「ああ。とりあえず今日は近くを見て、何があるかを確認だな」
新しい場所での、新しい生活。
たくさんの不安もあるが、それと同じようにこれからが楽しみでもある。
「改めて、これからもよろしくな、アリシア」
「うん。でも陽龍、そういったセリフはわたしじゃなくてフェイトに言ってあげてね♪」
「殴るぞ、アリシア」
・・・本当に不安だが、決めたんだ。
今度こそ、守りきってみせるって。
何も失わないで済むよう、強くなるって。
だから。
オレは・・・いや、オレたちはまっすぐと前を向いて歩いていける。
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