上には上がいる
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笑みを浮かべて言い放つ。
が、ティアは微動だにしない。
「ティア!」
そんなティアに向かって死の空域が放たれる。
慌てず騒がず悲鳴も上げず、ティアは指を鳴らした。
心地よい鐘の音が響く。
「大海針雨・剣」
青い魔法陣から降り注ぐ水の針が・・・死の空域を斬り裂いた。
しかもその針は剣のように鋭く尖っている。
「え!?バカな!?空域を針で・・・」
あまりの出来事に驚愕するアリア。
そんなアリアを見つめ、悠々とアリアへと向かっていくティア。
地を蹴り、水で構成された剣を2本持ち、勢いよく・・・跳んだ。
「大海魔剣!」
「うぐああああああああああああああっ!」
次の瞬間、アリアは二対の水の剣が放った十字の斬撃を喰らっていた。
「・・・!」
「・・・!」
自分があれ程苦戦した相手をまさか魔法2つで倒すとは・・・と驚愕の表情でティアを見るナツとハッピー。
まさか自分がやられるとは・・・と驚愕の表情でティアを見て、倒れ込むアリア。
「・・・言ったでしょう?アンタ程度の魔導士の魔法は、私の敵ではないと」
ティアの手から剣が消える。
そしてゆっくりと振り返った。
その目には怒りと・・・どこか楽しそうな光が灯っていた。
「それならば私より強いマスターがやられるハズがない・・・今すぐ己の武勇伝から抹消し、2度とそんな戯言は口にしない事ね」
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