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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
11 女王陛下の凱旋
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前は残すことで、吸収される訳ではないという理由付けの。
「お子を成す事については私から申し上げるつもりはございません。
ですが、誰が新生ゼノビアを継ぐかについてはトリスタン陛下のお心しだいかと」
「なるほど。
お主の子が継ぐ可能性を残す腹か」
あえて黙ることで、女王陛下を間違った答えに誘導する。
あんたが戦うのは私じゃない。
わたしよりもっと厄介なハイランドの聖騎士ラウニィーなんだって事を。
とはいえ、ここで敵意を下げるようにナーナ女王陛下の思考を誘導する。
「むしろ共闘する事になると思いますよ。
この国はとにかく大きすぎる」
その一言で察してくれたらしい。
旧ゼノビア貴族層という共通の敵に。
ゼノビア王国は大国だった。
その為滅亡後も旧貴族がそれなりに力を持って生き残っていたのである。
彼らは新生ゼノビア王国に参画する条件で、彼らの地位と権力の復権を求めてくるのは間違いが無い。
そして、国家運営において彼らゼノビア旧臣の取り込みは国家運営上決定事項である。
「なるほどの。
お主もわらわも外の人間。
中の掃除をせねば喧嘩もできぬか」
「ご推察のとおりで。
どうか女王陛下とアクエリアス様で陛下をお守りください」
この時点でアクエリアスの子が王位継承権について考えられていないのには理由がある。
彼女の子はロシュフォル教会にいれる事をアクエリアス自身が言っているからだ。
ロシュフォル教会は基本的に女性司祭優位の宗教である。
そのあたりがあって、男性優位(向こうは男性教皇)のローディス教ができたのかもしれない。
話がそれた。
私の言葉に女王陛下が眉を潜める。
「わらわは王妃とは呼ばれぬのか」
あえて私が女王陛下と呼んでいるのに気づいたらしい。
トリスタン陛下の妻になるのならば、王妃様と呼ばないといけないからだ。
「今は。
最終的には国王陛下のお心しだいかと。
その為には、一つ抑えねばならぬ場所があります」
気に入らないだろうが共闘は可能だと判断したらしい。
女王陛下の言葉から敵意が消える。
「アヴァロン島。
ロシュフォル教会か」
「はい。
王都を奪還し、新生ゼノビア王国の設立を宣言しましたが、まだ帝国側から見ると反乱軍の域を出ていないのです。
その為にも、ロシュフォル教会にてノルン大神官より戴冠をしていただかないと」
「なるほどの。
そこまで見据えてのノルン擁立か。
ケインやアクエリアスが信用できぬと言った理由がようわかったわ」
「褒め言葉と受け取っておきましょう」
アヴァロン島は現在緊張の度合いを増している。
大神官ノルン擁立の資金源が
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