第十二章
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それについては役も本郷と同意見であった。そうしてここで彼もまたその海を見るのであった。
「あの海しかな」
「いますかね、やっぱり」
「あの姿形ならばな。いるだろうな」
「ですね。それで海の何処にいるかですけれど」
「海底か」
役はここで海底だと断定してみせたのだった。
「若しくは海中奥深くかだが」
「自分で乗り込むにはちょっと止めた方がいい場所みたいですね」
「それは絶対に止めておくべきだ」
「ええ、言ってみただけです」
それはこれで留める本郷であった。彼にしてもそうすればどうなるかはよくわかっているのだった。
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