暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン stylish・story
第四十三話 グランド・クエスト
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
叫ぶ。

「スターバースト・・・ストリーム!!!」

「貫け・・・スティンガー!!!」

ALOではソードスキルはないが、二年間も技を使っていればスキルが無くともシステムの補助を受けながら放つ事は不可能ではないだろう。ましてやSAOのステータスがそのままの二人ならその可能性はさらに増していた。
キリトはお得意の高速斬りで、シュウは突貫力の強い強力な突きで特攻してきたガーディアンと互角に渡り合っていたが一向に減らない。

「このままじゃジリ貧だ。どうするか」

負ける気もしないが、勝てる気もしない・・・この現状をひっくり返すには大きな出来事がなければひっくり返りはしないだろうとシュウが考えていると突然巨大な爆音が鳴り響いた。

「「っ!?」」

キリトとシュウはその音源の方に眼を向けると大きな火球がガーディアンを包み込んで行き、天井を覆っていた一部に大きな穴が空いていた。そしてその中心には緑の炎が点っていた。

(何だ今のは!?とてつもねぇ威力だったな。そして意識の炎は緑って事は・・・シルフ!?)

シュウが後ろにいる筈のリーファとレコンを見るとそこにはリーファしかおらずに声を張り上げていた。

「自爆魔法・・・相当な死亡罰則(デスペナ)の筈なのに・・・バカァ!!」

(何て奴だ。貧弱な奴かと思っていたがこれは相当な覚悟無くては出来ない事だ・・・レコン。お前はそこまで)

シュウのレコンに対する評価は一気に上がって行った。

「キリト!リーファ!レコンの覚悟を無駄にするな!このまま一気にあの開いた穴に突っ込むぞ!!」

「うん!」「ああ!」

三人がレコンの覚悟で出来た、一つの希望に向かって飛び込もうとしたがガーディアン達がそれを阻止するように群がってきた。その時・・・

「ドラグーン隊、ファイアブレス!放て!!」

第三者の声が響くと三人の背後から火炎ブレスが飛んでくると、阻止していたのガーディアンが丸焼きになった。
三人が後ろを振り返るとシルフとケットシーの軍団が群がっていた。そして三人の元にサクヤとドラグーンに跨っているアリシャが近寄って来た。

「済まない。遅くなった!」

「ゴメンネ。装備揃えるのに時間が掛かっちゃったヨ」

「サクヤ!アリシャ!良いタイミングだ!!いきなり頼み事で悪ぃが、俺達三人であの穴に飛び込むから援護を頼む!戦友の覚悟を無駄にしたくねぇんだ!」

シュウの言葉に二人は笑顔で頷き、連合軍に指示を出す。

「シルフ隊!三人の突破口を塞いでいるガーディアンを牽制せよ!!」

「ドラグーン隊!後方よりブレスで三人を援護しつつ、敵部隊を殲滅するヨ!!」

「「作戦、開始!!」」

「行くぞ!キリト!リーファ!この戦い・・・俺達が勝つぞ!
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ