第六話 戦闘校舎のフェニックス
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イッセーの声が聞こえる。
「いえ、何でもないわ。それより、丁度いいわね。今日にしようと思っていたから、このままイッセーのお家へ行きましょう。もう荷物が届いている頃だろうし。」
少女移動中・・・
「・・・こ、これは一体」
うわあ。見るのも嫌になる大量の段ボールこれを運ぶとは。今、俺、女で良かった。・・・まあスキマ使えば楽だけど。
「さあイッセー。この段ボールを部屋へ運んでおあげなさい。」
「へ?運ぶ?俺が・・・俺の家に!?」
「そうよ。これはアーシアの荷物ですもの。運んであげるのが紳士だと思わない?」
変態紳士の間違いじゃねえか?
「これ、アーシアの荷物!?」
「そうよ。今日からアーシアはあなたの家に住むの。」
俺の家でも良かったんだけど、胡散臭いの一言で撃沈したよ。あ、目から塩水が。
少女傍観中・・・
結局手伝いをねだられて十分の一ぐらい手伝ってしまった。そして今、兵藤家家族会議が繰り広げられていた。俺、完全に場違い。因みに八雲家と兵藤家は結構仲がいい。だからこうしてあがっていられる。事情説明は飛ばすよ。
「お父様、お母様、そういう事情でこのアーシア・アルジェントのホームステイをお許しくださいますか?」
無茶な要求するな~。あと、イッセー。お前の方をチラチラ見てるのは日頃の行いが悪いからだ。性欲の塊め。
「アーシア・・・さんでいいかな?」
「はい、イッセーさんのお父様。」
「お、お父様・・・。くぅ・・・きれいな外国人のお嬢さんに立て続けに『お父様』っていわれると、その、なんていうか、心身に響くね・・・いい意味で。」
・・・俺が言ったらどうなんだろ。日本人だが、金髪紫眼だから外国人に見えないこともない。あと、イッセー。煩悩が出てるぞ。「お父さん!」
「ゴ、ゴホン!ホームステイするにしても我が家には性欲の権化とも言えるバカ息子がいる。残念だけど、うちよりも同じ女の子がいるお宅の方がいいんじゃないかな。八雲さんのお宅とか。」
そうだよね!やっぱり女の子同士の方がいいわよね!そんな性欲の塊と一緒にいなくてもいいよね!私はともかく幽々子は信用できるし。ふん!どうせ私は胡散臭いですよ!
「では、このアーシアが娘になるとしたらどうですか?」
なん、だと・・・あないにいい子が娘になるやて!?お姉さん許しませんよ!?うらやま・・・いや、けしからん!
「どういうことかな?」
「お父様、アーシアはイッセーのことを信頼しております。それは深く。私も同様です。イッセーは直線的でやや思慮が足りない部分もありますが、愚かではありません。むしろ、向かってくる困難に立ち向かい、切り開こうと前へ突き進ん
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