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こんな私(俺)の物語
第六話 戦闘校舎のフェニックス
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休んで。」

はあ、気が重い。


   少女睡眠中・・・日にち経過・・・某日


ふと、眠りながら目が覚めた。意味不明なことを言ったが、つまり夢を見ているという事だ。どんな夢だ?

「ちくしょう!イッセーが結婚なんて!」

「何かの間違いだ!これは何かの陰謀だ!」

他人の夢じゃねえか!?イッセーの結婚式の夢。ドライグとの初会話だな。

「イッセー!初孫は女の子だよー!」

「うぅ、立派になって!性欲だけが自慢のどうしようもない子だったのに!」

酷い評価だな。白いタキシードを着ているイッセー、血の涙を流しているエロ坊主松田、メガネ元浜。感涙を流す皆様。夢オチじゃなかったら良かったのにね。

「イッセー、きょろきょろしちゃダメ。」

不意に、悪寒が走った。聞き覚えのある声だ。と言うよりいつも聞いている。毎日かかさず。えっ?待ってくれ、なんでリアスのポジションに八雲紫(俺)が居るんだよぉぉぉぉ!?!?
頼む!夢オチであってくれ!こんなところで人生の墓場に逝きたくない!そもそも結婚したくない!精神的BLなんざ誰得何だよ!こらイッセー!喜ぶな!お前はおっぱいさえあれば良いのか!

「紫さま!お美しい!」

「紫お姉さま!何故その様な輩と!」

俺だって知りてえよ!自分の結婚式を第三者目線で見るとかどんな罰ゲームだよ!しかも俺は結婚なんざしたくねぇんだよぉぉぉぉ!そして俺はイッセーとそんな関係になってねえ!何!?俺フラグでも立てたの?こんなフラグたてたくねぇぇぇぇ!

「いついかなる時もーーー」

ちょっと止めて神父さん!てゆうかよく見ると、アイツ運命の外道神父じゃねえか!何してんのよ!な!イッセーからむせかえるようなピンク色オーラが!脳内で私を剥いているの!?無茶苦茶だらしない笑顔してるわよ!?

「紫さんとエッ○・・・うへへへへ。」

うわっきも!盛大にきもい!もういやぁ!こんなカオスピンク空間に居たくない!あっ、いや、カオスは好きだけど。とにかくもう止めてぇぇぇ!

「それでは、誓いの口づけを」

ああ、ここまでね。私の精神。よく頑張ったわ。もう思考停止してもいいんじゃないかしら。ごめんね幽々子。また貴女の笑顔が見たかった・・・。

『随分と盛り上がってるじゃないかクソガキ、お嬢ちゃん』

!!! 思考再活動。意識覚醒!
あぶねえ!危うく何かに踏み込みかけたわね。
頭に響く謎の声。いきなり五感すべてが消える。そして強大な力。私ではなく、この夢の持ち主に憑いている。ドラゴン。

『そうだ、俺はお前のそばにいる。』

ええ、そうね。いい加減姿を見せなさい。ドライグ。イッセーが分かってないから。

『俺だ』

出たわね。大きな目。血のように赤い瞳。耳ま
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