準決勝
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たとばかりに、立ち去ろうとする姿にライナは声をかけた。
「お会いはしないのですか?」
「これでも忙しい身でな。今日の夕方にはハイネセンをたたなければならん」
「会っても特に話す事もないからね」
「そりゃ、あって仕事を任せられても困るだけだ」
ワイドボーンの言葉に、ヤンは全くだねと小さく笑う。
「それに目的のものは十分見た」
「十分すぎるほどにね。私が相手じゃなくて、良かった」
「珍しいな」
「個人的に、アレス・マクワイルドが指揮官で同数では戦いたくはないね。あの戦いの指揮官がアレス出なくて良かったと思う」
「それは――暗に俺を否定してないか?」
「今ならその次くらいで君と戦うのは面倒だと思う」
冗談を交わしながら去っていく二人を見て、ライナは再びモニターに目を戻した。
モニターの向こう。
アレスの勝利を告げるアナウンスが開始されていた。
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