暁 〜小説投稿サイト〜
生還者†無双
山下り
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新たに今後の事を考えた
有力な手がかりもない、持ってきた食料もだいぶ消費している
一旦体勢を立て直すのも悪くはないな
だが……気は抜けそうにないか
思春と呼ばれたいた女に目を向けると相変わらず殺気を飛ばしている
まぁ俺としては全然構わんが

「確かにお嬢ちゃんと一緒に行った方が利口だな」
「おじょ……貴様!」
「良いの思春、暁は恩人よ」
「ですが……!」
「おい、さっさと行こうぜ?よっと」

軽々と蓮華を持ち上げ歩きだす
マジで軽いなぁ……想像以上に華奢な身体を持ち上げ歩きだす
急にお姫様抱っこの状態なり恥ずかしさから顔が真っ赤になる蓮華
女性独特の良い香りが鼻を刺激するがこれ位の役得があっても良いだろ
多少強引屈だが俺が運んだ方が速いからな……まぁ大丈夫か

「え……ちょ暁っ!」
「足を怪我しているんだ、黙って運ばれな」
「本当に貴様はっ!この御方を誰だと思っているんだっ!」

やはりこの女が噛みついてきたか
予想通りの展開になりため息をついた

「誰だって構わん、今はさっさと移動すんのが先決だ違うか?」
「なら私が運ぶ!早く蓮華様を降ろせっ」
「アホかっ!全身傷だらけの奴が何を言ってんだ、軍人なら自己管理ぐらいしっかりしろ」

正論を言われぐうの音も出ない甘寧を尻目に暁はさっさと進んでいく
そんな暁の背中を見ながら甘寧は殺意を抱いた目で見ながら思う
こいつは危険過ぎる……深緑色の服を着た男…暁とか言っていたな
一体何者なんだ……しかし蓮華様に危害を加える者なら刺し違えてでも殺す
そんな決意をしながら後を追うのであった
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