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銀河英雄伝説〜美しい夢〜
第四十話 独占慾
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リッターの隊員は厄介者扱いだろう。こいつらが落ち込んでいるのもそれが分かっているからだ。

「軍中央に失敗は俺達の所為じゃないと言っている人間は居ないか?」
問い掛けたが二人とも困惑している。心当たりが無いか、そう思った時ウィンクラーが口を開いた。
「軍中央と言えるかどうか分かりませんが宇宙艦隊司令部のヤン准将が失敗は情報漏洩が原因とは限らない、十分に調査が必要だと言っているのを電子新聞で読んだ事が有ります。他の参謀は情報漏洩が有ったと決めつけている人間が殆どだったんで珍しいなと思いました……」
「……」

ヤン准将か、エル・ファシルの英雄だな。……会って見るか、他の連中なら信じないだろうが、彼なら俺達が裏切っていないと信じてくれるかもしれない。彼を通してクブルスリー司令長官、シトレ本部長に俺達が裏切っていないという事を伝えてもらえれば……、可能性は有る、試してみよう……。



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