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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第36話 地球の平凡な日常
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い訳するつもりはないが俺だって途中までは何とか耐えきっていた。
しかし30分が限界だった………

「それでは単位落とすぞレイ」
「大丈夫だって、この授業は出席とレポートをしっかりやれば大丈夫だから」
「だが、レポートの内容は?授業を聞いていないと書けないだろう」
「夜美、協力してください!!」
「全く、結局頼られるのだな………」

と愚痴を溢す夜美だが、満更でも無いようだ。

「さて、星達とは翠屋の前で集合でよかったんだよな?」
「ああ、我等とは違い、星とライは3限で授業が終わりだからな」
「夜美はやっぱり今でも反対か?」
「我だけではなく、星もライも納得はしていない。理由は………もう言わずとも分かっているだろう?」
「ありがとな、それじゃあさっさと向かうか」

そう言って俺は夜美と共に歩き出す。

「そう言えばライも買い物に付き合ったんだよな?」
「ああ、荷物持ちとして………あっ」
「夜美も気がついたか………大丈夫かライを連れて?」
「分からん………だが恐らく時間が掛かっているのではないか?」
「………まあその時は先に話を始めてよう」
「分かった………一応確認の連絡を………」

そう言って夜美が連絡しようとスマホを取り出すとライからメールが着ていた。

『まだかかる?取り敢えず僕達はお店の前の公園で待ってるから』

どうやら問題なかったみたいだ。

「………もうライも大人だもんな、何時までも子供扱いはいけないか」
「そうだな………」

そんなちょっとした親心を互いに抱きつつ、俺と夜美は翠屋へと足を早めた………












「あっ、来ましたね」
「遅いよ!!」

公園に着くと星とライは直ぐに見つかった。
ライは少々ご立腹のようだ。

「悪い悪い、ほら、帰り道美味しそうなクレープ屋があってついでに買ってきたから一緒に食べるぞ」
「えっ、本当!?ありがとうレイ!!………ってその手には乗らないんだからね!!」
「………今さら遅いですよライ」
「い、良いの!!」

顔を真っ赤にして星に起こる。
前言撤回。まだまだライを大人扱いするのは難しそうだ。

「じゃあ星、夜美。俺達3人でクレープ食べるか」

「えっ!?」

「そうだな、じゃあ我はこのスリーベリーを」
「私はバニライチゴで」
「じゃあ俺はサラダの豚肉巻きで」

「ちょ、ちょっと!?」

「………クレープですよね?」
「生地がそうだからクレープだろ」
「じゃあレイも残ったこのフルーツポイップもどうですか?」
「そうだな、誰かさんが要らなそうだからレイだったら2つ食べられるだろう」

………そろそろ止めてあげるべきか。
いつも止める側の星がこっち側
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