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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第36話 地球の平凡な日常
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…手伝ってもらおうかと」
「協力者………?それに手伝うって………」
「恭也、ここまでだ。………いや、もう既に話しすぎたな………悪いが今日話した事はなのはにも決して話すな。話せばもう零治達は普通の生活が出来なくなる。普通の生活を送っていない恭也はその気持ちが良く分かるはずだ」
「それほどの事をしているのか零治君は………」
「本人に聞かないと分からん。だが多いにしろ少ないにしろ管理局の奉仕から始まり、ミッドチルダに引っ張られる。普通の生活に戻れるのはいつになるか………」
「フェイトちゃんみたいにか………」
「まあ全ては憶測なんだがな。普通に魔導師として生活をしたくないって理由かも知れねえし」

そう言って笑うバルト。

「………話を戻そう。んで協力を願いたい人物と交流があるのが唯一零治なんだ」
「………で、それは教えられないと」
「信用していない訳じゃ無いが、零治達が教えていない以上話すわけにはいかない」
「そうか。………まあ分かった。しかし零治君とは何時に約束したんだ?」
「別に時間は指定していない。………まあ恐らく学校が終わってからだろ」
「えっ………じゃあバルトさん、これから………」
「ああ、閉店まで居座るつもりだ」

特に問題なくそう言うバルトに恭也は目頭を押さえた。

(ちょっと待て………単純計算で大学の授業は大体4限が普通で、それが4時半くらい?聖祥大学からここまで20分くらい。5時くらいまで来ないと計算して今昼前だから………5時間以上も待つつもりなのか!?)

そんな答えに唖然とする恭也だったが等の本人は優雅にコーヒーを飲んでいた。

「………俺、零治君の家知ってるから教えましょうか?」
「いや、俺の事を警戒しているだろうし、それは無理だ。………俺と奴にも色々あるんだよ」
「バルトさん、それって……」
「恭也お待たせ!………ってあら?何かお取り込み中?」
「いいや、そんな事はないさ。行ってこい恭也」
「分かった。今度飲みに行こう」
「ああ、俺の面白い舎弟も紹介してやる」

その言葉を聞いて頷き、恭也は忍と共に店から出ていった。

「さて………暇だな………」

外を眺めながら1人小さく呟いた………















「ふぁ………」
「全く、随分と気持ち良さそうに寝ていたな」
「夜美は眠くならなかったのか?」
「我にはあれくらいの催眠波は聞かない」
「耐えたんだな、凄え………」

四時限目、俺と夜美の授業は睡魔との戦闘だった。
ボソボソ口調な上に専門用語が多い授業が受けている生徒皆のやる気を著しく低下させ、眠りへと誘う。
寝ない生徒は本やゲームをやっていたり、すずかのようなほんの一握りの真面目な生徒のみである。


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