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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第36話 地球の平凡な日常
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…」
「手巻きは!?流れ的に恐らく寿司だと思ったんだけど………」
「寿司も良いんスけど、これ!!」

そう言ってウェンディが見せたのは隣町の遠見市にあるホテル内のレストランでのピザ食べ放題の記事だった。

「へえ、此処って有名の………お一人様3000円か………ここのお店にしては安いな………確かに食べてみたいかも」
「本当っスか!?じゃあ………」
「ああ行こうか」
「やったー!!ダーリン愛してるっス!!」

そう言って抱きつくウェンディ。
モグラスーツは脱ぎ、私服だが当然周りには見られている
しかし………

「えへへ………」

本当に嬉しそうな顔をするウェンディに明人も何も言わないようだった。

「幸せそうですね………」
「本当に好きなんだって伝わってくるよ………」
「ああ、そうだな………」

そんなウェンディを暖かい目で見守る3人。
ウェンディはある意味手のかかる妹みたいな存在で、やはりその妹の幸せを見るとこっちも嬉しい。
なので付き合っていると聞いていたが実際に仲が良いところを見ると安心する。

「良かったなウェンディ………」

未だにくっつくウェンディを見ながら俺はそう呟いた………















「ふうぅ………」
「よし、ここまでにしようか」

互いに持っていた木刀を下ろす2人。

「やっぱ凄いな兄貴も。士郎に劣らず………むしろ士郎よりも速かったぞ」
「良く言いますよ、俺も本気でやらないとこっちがやられる所でした」

互いに健闘を称えあい、道場に腰をつける。

「もしかしたらなのはの夫になるかもしれない………父は満足そうに話していましたが、俺はやっぱり納得出来ない所があった。勿論本人達が話してなのはが決めたのなら大きく反対出来ない。と思い少し痛め付けようかと」
「おいおい、だからあんなに睨んでたのかよ。別に婚約している訳じゃねえのに酷いとばっちりだな………」
「だけど今戦ってみて貴方の強さは分かった。なのはの選んだのなら俺も応援しようと思います」
「いや、手合わせで決めるとか昔の貴族かっての」

「まあそれは半分冗談で、父に話を聞いて手合わせしてみたいと思ったので誘ったんです」
「半分か………」

そんな恭也の言葉に苦笑いしながら呟くバルト。

「全く、なのはもそうだが高町家は化物ばかりだな」
「それでも化物じゃ無いですよ」

少し笑いながらそう答える恭也。
昨日みたいな険悪な雰囲気は無くなっていた。

(昨日はどうなるかと思ったが………この兄貴とは結構仲良くできそうだな)

「おっと、もう稽古の時間か………取り敢えず道場を出ましょう」
「ああ、分かった」









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