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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第36話 地球の平凡な日常
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「………で、どうするんです?」
「会うさ。………って何か問題ある………?」
星、ライ、夜美に迫られ、俺は冷や汗をかきながら聞いてみる。
食堂………ではなくすぐ隣の中庭にあるオープンテラス。
そこは購買で買ってきた物を食べる人や弁当を食べる人のためにあるエリアだった。
そんな昼休みの憩いの場所だが、この場は唯一大学で星達とのんびり過ごせる場所なのだ。
この場は決まった面子が揃うことが多い。それがカップルだ。
桃色の雰囲気に包まれるこのテラスにカップル以外の組は中々来ない。
故に甘ったる雰囲気を我慢すれば普段感じる冷たい視線や、嫌がらせなどそういった目に合わずにすむのだ。
始めこそ食堂で食べていた俺達だったが、昼休みは4人何も無ければここで食べるのが当たり前になっていた。
「もしやバルトマン・ゲーハルトかもしれん………いや、あの戦い方から見ても間違いないだろう。そんな相手の元に笑顔でレイを送り出せることなどできん」
「そうだよ!!僕だってレイに何かあったらって思うと………」
「参ったな………」
ハッキリ言って俺はバルトさんをバルトマンだとは全く思っていなかった。
何故か?と聞かれても未だにその根拠が浮かび上がって来ない。しかしバルトさんは違うと何故か確信が持てた。
「でも、翠屋で集合だろ?流石にあそこで戦闘になったりはしないさ」
「どんな手で出るか分かりません。あんまり楽観的にならないでください!」
ドン!!と弁当箱を置き広げる星。
「私達はレイとずっと一緒に居たいんです………だから自分の身も案じてください」
「………分かった、ありがとう」
星の一言で、少し怒り気味だった3人も落ち着き、俺自身も折れた。
「悪い癖だよな………悪い」
「分かれば良い」
「だから今回は僕達も一緒に行くよ」
「分かった」
その後は皆、仲良く弁当タイム。
見せつけるようにいちゃつくつもりは微塵も無いのだが、何となく視線を感じる。
(………まあ俺じゃなくこの3人にだろうがな………)
そう思いながら3人を見た。
家庭的で落ち着いた大和撫子のような雰囲気を持つ星、活発な元気っ子で人見知りしないライ、クールビューティーで大人の女性のような雰囲気を持つ夜美。
容姿は今更ながら言うことはなく、この3人はたちまち大学で知らない者はいないと言っていいほど有名になった。
「聖祥大5大美女か………」
何処かで聞いたようなフレーズだがこの3人とアリサ、すずかの5人でそう呼ばれている。
3人はともかくアリサとすずかは彼氏が居ないので毎日色々と誘われているらしい。
まあ彼氏が居ると言っても言い寄ってくる奴は居るのだが………
「零治」
「おう明人」
そんな俺達4
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