魔法先生ネギま!
0433話
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ない!」
「いや、止めろよ」
影に干渉して影槍を作り、それでハリセンを振り下ろし続けている長谷川を絡め取る。
「ちょっ、おいアクセル!」
「お前が早乙女に突っ込み続けていたら話が進まないだろうが」
溜息を吐き、早乙女の近くにあったマイクを手に取る。
「さて、早乙女と長谷川によるミニコントが終了した所で本題だ。この放送を聞いてる者は全員甲板に集まってくれ。そこでネギが重大発表があるらしいからな。以上だ」
それだけ言って放送のスイッチを切り、パチンッと指を鳴らして影槍を消す。
「おわっ!」
突然の出来事によろめいた長谷川だったが、何とか態勢を整えて俺へとジト目を向けてきていた。
「おい、アクセル」
「文句は聞かないぞ。そもそも早乙女も早乙女だが、お前もお前だ。こんな時に巫山戯てるお前が悪い」
「むっ……けど私はあのバカに突っ込みを入れただけであってだなぁ」
「そういうのは現実世界に帰ってからやってくれ」
それだけ言い、ここに来た時と同様影のゲートへと身を沈めて甲板へと向かう。
……凄く便利だよな、これ。
甲板の物陰に影のゲートの出口を繋げてそこから身を現すと、既にかなりの人数が集まっていた。
「ちょっ、アクセル君。どこから出て来てるのよ」
円が呆れたように呟きながら俺の方へと近づいて来て、その周囲にいたあやか、千鶴、美砂、茶々丸。ついでに千鶴の側にいた夏美と小太郎もまた同様にこちらへと近付いてくる。
「アクセル、ネギの話があるとか放送で言っとったけど、なんなんや?」
「その辺はもうすぐネギ本人が来るから聞いてくれ。まぁ、お前にとっては悪い話ではない……とだけ言っておくか」
元々戦闘大好きの小太郎なのだから、そう言っておけば問題無いだろう。
「皆さん、お待たせしました。全員集まってるようですね。では早速ですが僕の話を聞いて下さい」
甲板へと長谷川達を引き連れてきたネギが口を開く。
……長谷川はジト目を俺へと向けていたが。
そして現状が魔法世界の危機であり、敵に立ち向かえるのは魔法世界の中でも極一部でしかない事、自分達がその極一部であり、それとは別に完全なる世界にアーニャが捕らえられている事、そして消されてしまった人達を元に戻すには俺の持ってるグランドマスターキーよりも上位のグレートグランドマスターキーが必要な事。そして何よりもこの世界を救える為の力があるというのにそのまま逃げたくないという説明をする。
「……以上のように、どうやら正真正銘僕達がこの世界を救う為の鍵となってしまっているようです」
「なるほど、確かにアクセルの言う通りどちらかと言えば俺好みの話やな」
ネギの話を聞いていた小太郎が俺の横
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