暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
雨の中に咲く花
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もらうわ」

2人の交渉を持ちかけるジュビア。
が、2人の答えなどかなり前から決まっている。

「オイ・・・ふざけた事言ってんじゃねぇぞ。もう互いに退けねぇトコまできてんだろうが」
「君達の欲の為に仲間を差し出せって?冗談じゃないよっ!」

その為、2人の意見はほぼ即答でジュビアに届いた。

「ルーシィは仲間だ。命にかえても渡さねぇぞ」
「それに、レビィ達やおじいちゃん、エルザ・・・何よりティアが傷つけられてるんだ。退き下がるなんて絶対にしないよ」

その瞬間、ジュビアの手から傘が落ちた。
ここからは少しジュビアの思考となる。


命にかえても・・・


命にかえても・・・


命にかえても・・・


命にかえても・・・







恋・・・


恋・・・


恋敵!


何を思ったのか、ジュビアの脳内では『ルーシィ=恋敵』となってしまった。
するとジュビアはグスン・・・と涙を流す。

「!」
「泣いてる!?」

当然驚くグレイとルー。
そして涙を拭いながらジュビアはプルプル小さく震え、バーパパに手をかける。
そして・・・。

「キィイイイイイィイィイィ!」

バーパパを脱ぎ捨て、突然体から湯気を噴出し始めた。

「ジュビアは許さない!ルーシィを決して許さない!」

彼女の中で勝手に恋敵とされたルーシィに怒りを覚えるジュビア。
しかしジュビアの考えている事が解る訳が無い2人は・・・。

「あちっ!熱湯!?」
「てゆーか、何でルーシィにキレてるの!?」

当然、驚愕のリアクションを取ったのだった。
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