戦闘校舎のフェニックス
第29話
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「そのようですわね。まさか、お兄様に勝ってしまうとは思ってもいませんでした」
「あれが覚悟を決めた者の力だ。根性論ですべてがうまくいくわけじゃないが、根性があるのとないのでは土壇場で出せる力に違いがあるからな」
「大変勉強になりましたわ。そして赤龍帝の覚悟、見させていただきました」
イッセーとライザーが転移する。ライザーは医務室かどこかで治療をするんだろう。
そして、イッセーは部長のいる近くに転移した。
「部長、帰りましょう」
そういうとイッセーは部長の手を引き、懐から紙を取り出した。
そこに描かれた魔法陣が光を放つと、二人の前にグリフォンが現れた。
二人はグリフォンに乗り
「部室で待ってるからな!」
俺たちにそういうと飛び立っていった。
「リアス様もあそこまで思ってもらえるなんて羨ましいですわ」
「なんだ?アイツに惚れでもしたのか?アイツはハーレム願望があるし、バカだから好きな奴全員を全力で愛そうとするぞ」
日本的にはあれなんだろうが悪魔なら問題ないだろう。現にライザーもハーレム作ってたし。
「悪くありませんが、赤龍帝よりも気になる方がいるのでお断りしますわ」
まぁ、普段はエロ全開な奴だ。むしろ、学校の女子みたいに避けられることはなさそうな事が救いだろう。
「それじゃ、俺はそろそろ行くとする。婚約パーティーも花嫁を攫われて終わった以上、俺がここにいる理由がない」
「私もお兄様が心配ですので。また、お会いしましょう」
そういうとレイヴェルはどこかに向かった。ライザーが転移された場所だろう。
俺は祐斗たちが居る場所に向かう。
「無事と言っていいのかわからないが、俺たち的には大団円で終わったな」
「そうですわね。部長も幸せそうでしたわ」
「・・・でも、また同じ話が来るかもしれません」
「それも大丈夫だろう。部長をモノ扱いする言い方だが、魔王が契約の対価として部長をイッセーに渡したんだ。いわば、部長はイッセーの所有物になる。なら話をするならイッセーを通す必要がある」
極端な言い方だがな。それに、こうなるように仕組んだのもサーゼクス様だ。同じことにならないように手を回すだろう。
「まぁ、こんな場所で赤龍帝が花嫁泥棒なんてやったんだ。グレモリー家が他から何か小言を言われるかもしれないが、今後の成果で黙らせれるだろうし」
「他人事のように言うね」
「関係者とはいえ眷属じゃないんでね。他人事だ」
そういえば・・・
「俺はどうやって帰ればいいんだ?」
グレイフィアさんに頼めばいいのか?なら、探さないといけない。決闘が終わるなり、サーゼクス様とどこかに行ったみたいだし。
その疑問に答えたのが朱乃さんだった。
「それでしたら、私が送るよう頼まれていますわ」
それを俺にも言っておいて
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