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麦わら海賊団を支えた神(仮)
会合2
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いた。

「なぁシャンクス、バギーは今どうしているんだ?」

シャンクスはルミスの質問に顔をあげると儚げな笑みを浮かべた。

「バギーですか…懐かしいですね。
船長の処刑の日、ローグタウンで別れてそれっきりです。
風の噂でまだ海賊をやってるとは聞いていますが…。」

「そうか…。
俺はアイツもお前と一緒でデカい奴になると思っていたんだがな。」

「ハハハッ、ルミスさんは俺とバギーのことを誰よりも可愛がってくれていましたもんね。」

「あぁ…。ロジャー海賊団からお前のような今代を担う猛者が生まれてくれて、元ロジャー海賊団の一員として鼻が高ぇよ。」

ルミスは鼻の下を人差し指で擦りながら、自慢気に胸を張って笑みを浮かべた。

「いやいや、俺はもう古い時代の者ですよ…。
常に時はコクコクと過ぎさり、時代は新たな時代へと進化を遂げていますよ。」

「お前が古い人間なら俺は猿人だよw
常に時はコクコクと過ぎさっている、か…それじゃあ急がねぇとな。
目を閉じている間に面白いことが減ってしまう。
なぁシャンクス、次に会う時は敬語をやめてくれ。
もう俺らはロジャー海賊団の一味じゃねぇんだ…お前も船長だ、部下に自分が敬語を使っているところなんか見せるもんじゃねぇ。」

ルミスの言葉にシャンクスは一瞬躊躇いを見せたが、確固たる決意の表情に変えると、同意の意味で頭を縦に振った。
シャンクスの行動を見てルミスは満足気にフッと軽い笑みを浮かべると
背中に生えた6対計12枚の羽を金色にピカピカと光る粒子とともにバサっと広げ、空気抵抗を感じさせないふわっとした動作で宙に浮かぶと大空に羽ばたき、東の海へと向かって行った。

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