暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0432話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
1時間が内部では24時間なのに対して俺のは48時間だから時間的にはかなりの余裕が出来るからだ。だが、結局は魔法球内部の施設やら環境やらが問題になって設備の整っているこっちの魔法球を使う事になったのだった。
 何しろ森や湖といった自然に住居施設一式がついているこの魔法球に対して、俺の魔法球は粗末な小屋が1つに後は荒野が広がってるだけだし無理もない。

「あの家から500m程離れた場所だ。もっとも、ネギ達の邪魔をしないように反対側にしたがな」

 呟きながら空間倉庫からグランドマスターキーを取り出す。
 このグランドマスターキーは当然俺がフェイトから奪った奴だ。何しろ普通に持っている分には宮崎がデュナミスに奪還されたようにフェイトが取り戻しに来る危険性もあるので基本的には空間倉庫に格納していたのだ。

「ほら」
「ありがとうございます。では早速ですが説明に入らせて貰いますね」

 グランドマスターキーを受け取った宮崎が説明を始める。
 ……基本的に男が苦手な筈の宮崎だが、説明する時は自分の世界に入れるからか流暢になるんだよな。

「先程も言いましたが、このグランドマスターキーは他の戦闘用のマスターキーと違ってより造物主の力が濃く発現したものです。その為に『魔法世界』のと注釈は付きますが、それらを自由に扱えます。とは言っても、当然制約はありますが」
「具体的には?」
「対象を消す事は出来ても、復活させる事は出来ません。これはラカンさん達の件でお話した通りです。それが可能なのは最上級のキーであるグレートグランドマスターキーのみです」

 なるほど、その辺は確かに聞いた通りだな。

「私自身もまだ数回しか使ってないのでどこをどうやれば上手く使えるかというのは上手く伝えきれませんが、実際に使ってみた感想を言うのならグランドマスターキーを使う上で一番重要なのはイメージだと感じました」
「イメージ?」
「はい。このグランドマスターキーを持ってそのイメージ通りになるように力を発揮させる。そうする事により、効率的に力を発揮出来る……ような気がします」

 最後に自信なさ気に呟く宮崎。
 まぁ、確かにあの舞踏会で数回使った程度だという話だしな。

「大体分かった。取りあえず俺はこれからこのグランドマスターキーを使いこなせるようにしたいと思うけど、宮崎はどうする?」
「その、悪いんですが私はユエの方に……」
「そう言えばゆっくりと話す機会も無かったのか」
「はい、記憶を失ってるって話だし……」
「分かった。俺は気にせずに行ってくれ」
「ありがとうございます」

 ペコリと頭を下げ、そのまま去っていく宮崎の背を見送ってから手に持つグランドマスターキーへと意識を集中する。

「イメージか。……こうか?」

 頭
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ