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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0432話
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その希望に縋ってもいいかどうかを見極めようとしているのか。

「そうだな。少なくても技術的、物資的には可能だ。ただ、当然こっちとしても慈善事業じゃないんだから全てを無償でって訳にもいかない。この世界の者達にもそれ相応の負担を受けて貰う事になるし、こちらが受け取る利益というのも必要になる」
「それは、この魔法世界の住人にもという事ですか?」

 そう尋ねてきたのはルーナではなくネギだった。

「ああ。と言うか、基本的に俺達はこの世界で表に出る気はない。出来れば俺達と魔法世界の連中で火星のテラフォーミングをやりたい所なんだが……」
「無理でござるよ。いや、確かにアクセル坊主達の技術力ならこの世界の表の者達に知られずにテラフォーミングが出来るかもしれないでござるが、それが表の世界の者達に知られでもしたら『火星で異星人が基地を作ってる!』とかなる可能性が高いでござろうな」
「火星VS地球、魔法VS科学か。それもちょっと面白そうだが……」
「アクセル君!」
「冗談だからネギもそう怒るな。長瀬の言った通りの事態になる可能性が高いから、表向きの顔だったり俺達シャドウミラーの戸籍だったりは最低限必要になる訳だ。……まぁ、その辺は雪広財閥なり那波重工業なりになんとかして貰う事も出来るだろうけどな」

 俺の言っている内容が事実だと悟ったのだろう。ルーナの顔が喜色に歪む。
 ……ルーナの顔を見る限りではどう見ても魔法世界の住人なんだから、この世界を消し去って完全なる世界に行かなくてもいいとなればそっちの方がいいんだろう。

「これは、是非フェイト様にお知らせしないと……」
「それは大丈夫だろ。俺達はこの後フェイト達の本拠地に攻め込むんだから自然と遭遇できるさ。それよりも……ネギ」
「え? 僕?」
「ああ。俺の知ってる中だとお前が一番魔法関係の研究という意味では詳しいからな。ここが麻帆良なら葉加瀬がいるんだが……今も言ったように、俺の意見を取り入れる場合は最低限魔力を運ぶ為のタンクの類は必要になる。これをどうにかしないと結局は机上の空論だからな」
「でも、何で僕に?」
「今も言ったが、俺の知ってる中ではお前が一番魔法の開発とかには詳しいからな。それにマジックアイテムの収集が趣味なんだから応用も効くだろう?」
「え? 何でそれを知ってるの!?」
「前にカモから聞いてな。で、とにかく魔法世界を救う計画についてはこれでいいな? 後はこの計画を聞いたフェイト、と言うか完全なる世界がどう出るかだな。ゲートポートでの襲撃事件を考えるとフェイトと宮崎が接触したデュナミスの他にも何人かいたし」

 その台詞に何かを考え込んでいたルーナが俺とネギの方へと顔を向ける。

「私が説得します。フェイト様だって今進めている計画よりもいい計画があるのなら
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