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バカとテストと召喚獣ing
46限目 最後のあがき
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は、、、ようやく家に着いていた

「やっと着いた。ヤバイあと30分しかない。急がなきゃ、、その前に雄二に電話しないと」

Prrrrrrrr

「もしもし雄二?」
『バカヤロウ!!!あと30分しかねぇぞ。分かってんのか?』
「ごめん、今着替えてるから」
『急いで来い!!姫路も心配してるんだぞ』
「分かったよ、今行くから待っててよ」

そして明久は玲が用意してあったちゃんとした服装で式を目指した

「今から明久が来るらしい」
「やっと来るのか。果たして間に合うのかのう」
「・・・・多分大丈夫」
「ああ、どうせアレ使ってんだろう」
「そうじゃな」

雄二の言うとおり明久は『瞬間移動(テレポート)』で会場に到着した。そして急いで向かう明久を一人の男が引きとめた

「お前らは珍しいな」
「あのーー僕急いでいるんですけど」
「安心しろ、周りの時間は止まっている」

明久が周りを見渡すと確かに時間が止まっていた

「たかが婚約したぐらいでこんな豪華な祝宴までやって」
「しょうがないですよ」
「それと一番珍しいのはお前だ!!」
「え?僕、、ですか?」
「ああ、今までの数々の式を見てきたがこれまで新婦に対して好意を持ちながら後悔をしているのにも関わらずそんなにその新婦のために全力で祝宴にきているお前だ!」
「なるほど、でもそれは当たり前じゃないですか?」
「なぜだ?」
「確かに僕は姫路さんが好きでそして後悔もあります。でもそは僕自身の勝手な心境です。僕はただ好きな人が幸せになってくれればいいんです」
「一番残酷な結末って訳か、、一つ良い例を教えてやる」
「はい?」
「前にな、まったくお前と同じ境遇の二人がいた。男のほうは諦めきれずに過去に戻り、そして最後の足掻きとして、二人への祝言のときに初めて自分の気持ちをさらけ出した」
「それから?」
「それから、新婦のほうも今まで殺してきた本当の気持ちに素直になり決まった運命を『奇蹟』でぶち破り見事二人は結ばれた」

「だから?」
「お前も最後の足掻きをしてみたらどうだ?」
「そんなの当たり前ですよ。僕は姫路さんが好きです。だから僕は最後まで諦めません。僕はバカです。バカは諦めが悪いんです。でもこれが最後ですけど」

明久の心は決まっていたようだ

「そうか、なら行って来い!」

そして男は消え時間が戻り明久は会場に向かって走りだした

『これより新婦のご友人からの薦めにより吉井明久様より祝言をいただきたいと思います。』

が、なかなか登場しなかった

『吉井様?吉井様ー?いらっしゃらないのですか?なら代理人で坂本様お願いいたします』

(明久はまだ来ないのか?)
(もう限界じゃ、行くしかない)
(んな事いっても俺考
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