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SecretBeast(シークレットビースト)
本編 第一部
三章 「真心の隣に友情はあったりする」
第十四話「授業風景 『語り部』」
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く新しい戦法を作りますので名前もどうつけたらよいか、まあ世に言う高町流と呼ばれるのがそうでしょうけどこれはわたしが次々に生み出した手を総称してそう呼ぶだけですので。一概には言えないですわ」
「高町 天光、段位六段。女流棋士初の竜王戦に参加、これを全勝する。囲碁においてもその類まれなる才能は生かされ。本因坊の生まれ変わりとも言われる。幼少時。兵法というものに興味を持ち。独自に研究。本人は武術経験は皆無だが、軍隊を指揮させれば、かの諸葛孔明をも凌ぐとされる、しかし、この平和な日本で戦争の指揮など出来るはずもなく、警備会社の職員の育成や警察組織の組織強化、自衛隊の特別補佐官などの役職に高校生としては異例の抜擢をされる」
「おお、細川さん。なんか電子コンピューターみたいだ」
「細川様、あまり人の経歴を読み上げないでくださいな。わたくしは、能力は他人に見せない主義ですの。最初から己の力をひけらかすのは愚の骨頂ですのよ」
「でも、すごいな、みんな、尊敬するよ」
「豊村様!いいですか?わたくしの眼力ではあなたはなにか人に言えない事情がおありなんでしょう。でも、わたくしたちは、けっしてあなたのお荷物にはなりませんから、かまわないで心の内を話してくださいませ。細川様、あなたのお調べになったことちょっと豊村様にお伝えしてはいかが?」
「豊村さん、私たち、あなたがなにを背負っているのか大体検討がついてるの。ドラゴントライアングルというのはご存知?バミューダのトライアングルのように、舟や飛行機が消えてしまう海域なんですが、あまり、科学的には、立証はされてないのでたしかなことはいえないけど、ドラゴンという名のとおり「竜神」が住む海域とされているのです。日本近海にあって。このまえ、少しテレビでも報道されましたわ。それによると、その近海に巨大な門が出現して、それをなにか巨大な生物が守護しているらしいのです、そしてこのことをなぜかバチカンが盛大に取り上げているのです」
「ああ、私たちが山に言っているうちにそんなことになってたのか、天光さん、友ちゃん、細川さん、明日香、わたしの体には、バハムートと呼ばれる伝説の聖獣が宿っているんだ。
門が現れたということは、リヴァイアサンが、守護してきたものがこの世に現れてしまったということだ。教会がどんな反応をしてくるか。門の方はリヴァイアサンが守っているから迂闊に手は出せまい。かといってこのまま何もしなければ、事態は重くなるだろう。たぶん、なにものかがこちらへ使者として来ているはずだ。でものは相談なんだがいいかな?」
「ええ、私たち覚悟は出来てます」
「今日は夏休みの一回しかない登校日、いつもどおり平常でやろう」
「へ?」一同は、すべりこけそうになる。
「これは賢治とも話したんだが。こういうときこそ。日々の生活をおくることで、平常
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