本編 第一部
三章 「真心の隣に友情はあったりする」
第十二話「四名の仲間と一人の親友」
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生は思っているのですがその忘れ癖だけは治りませんね」
「先生、だけど桜花さんたしか、カバンに歴史の教科書しまってるのを見ましたよ?」
「は?豊村さん?」
「い、いや私は」
「桜花さん、教科書もってるならもってると」
「先生、違うんです」
「なにが違うんですかカバンから教科書が見えて・・・・・・それは・・・・・・」
「はい、中学校の奴もってきてしまいましたあー!あーなつかしー!」
クラスに笑い声がこだまする。
豊村さんに耳打ちをするのは後ろの席の細川 百合だ。
「友ちゃんはね、基本真面目で純粋なんだけどすこしぼけがはいってて」
「はは、いいよ見てて面白いから。教科書だったらわたしの喜んで貸すよ」
「やっぱり豊村さんはいい人だな。ありがとうね」
「細川さんは静かだけど優しいんだな。友達になれて光栄だ。よかったらおすすめの本を後でおしえてくれよ」
「う、うん分かったとびっきり面白いのを用意するね」優しいって言われちゃった。優しいって・・・・・・。
「おい、友恵さん、いや私も友ちゃんってよんでいいか?ほら教科書見せるから机あわせろ」
「え、あ、はい!豊村さん、ありがとうございます」
うーわー、豊村さんと机が、わっわわ、近くで見るとやっぱり美人だなあ。教科書忘れて思わぬ幸せだ、いえーい!
「桜花さん、授業中にvサインはないでしょう!なにをうかれているんですか!」
ぎゃー、行動にでてたー、ああー豊村さんがちょっとひいてるー。ううー。
「桜花さん、見てて面白いね、あ、私のことも伊佐でいいよ。豊村さんじゃなんか気まずいしね」
「は、はい!」
やっぱり、隣同士でよかった。くうーなんなのこの喜びは!
「おい、賢ちゃん、わて、宿題半分しかやってこなかったんやー。みしてーな」
「ああ、いいぞ。っておまえ宿題半分って半分は全問正解じゃねえか、なんでもう半分やってこねえんだよ」
「あーあるやろ、なんかこー、宿題って半分までやるとなんか充実感がいい感じなんがいいんやが、もう半分やっちまうとなんか、食いすぎの豚みたいに頭に知識がまわりすぎてなー」
「おまえ、関西人でもぼけのほうなんだなー」
「いやーって、つっこむのそこかい!」
「まあ、俺は結局、宿題やんないと次の授業がわかんなくなるからなー、その食いすぎの豚っていうのはなんか分かるんだがやっぱりやっちまうんだよなー」
「おーせやから、賢ちゃんは男なんや、やることはきっちりやる、かー男らしかー」
「なあ、高ちゃんもやれよ。いまから自分の力で。あの先生、授業の後にだしても受け取ってもらえるんだよなー。俺が、宿題忘れたときなんか、わざと授業遅らせて俺の
提出まってくれるんだぜー?」
「へーあの先生にそないな人徳があるとはなー、賢ちゃんも人を見る眼があるのー」
「いや、おれじゃなく
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