第一章 護れなかった少年
第十七話 刀
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てしまい、カーペットを折りたたんで、小屋に向かう。
それに着いていき、小屋の中に入ると、小屋の隅の方にある金床に目が行った。
性格には金床の上にある刀に。
鞘は無いが、その代わりに特徴のあるその刀身が出ている。
どこまでも黒。
1,2mくらいの太刀だ。
刃紋は少し黒が薄くなっていてちゃんと見えるが刀身自体は漆黒。
そして鍔も、柄も全てが真っ黒。
「《絶刀 闇黒》。かなりの業物だと思うわ。どうぞ。試してみて」
「うん。わかった」
生唾を飲みながら、目の前の刀を握り、っと結構重いな......。
そして左手でメインメニューを出し、装備フィギュアを操作して装備する。
数値的ポテンシャルはかなりいい。攻撃力だけじゃ無く、素早さもちょっと上がるところとか個人的にめっちゃうれしい。
そして持ったまま上から下まで眺める。
うん。凄いいい感じだ。
「うん。かなりいいと思う」
「あったりまえよ! いつか自分の店を買うっていう目的があるんだから」
それに苦笑しながら聞く。
「ちなみに料金は?」
「う〜ん......大体10kってとこかしらね」
ニヤニヤしながら言う。
......まぁ、まだ結構序盤の方の今で10kはたいした金額だ。
まぁ、普通のプレイヤーならだけど。
ちなみに今の全財産は200kを軽く超えている。
なんでそんな富豪かって?
ドロップアイテムはほぼ売ってたり、倹約生活してたり、結晶系を買って無いからさ。
一応転移結晶はボスからのドロップ品で持ってるしね。回復系ポーションも同じく。
なので。
「わかった〜」
と、いいながらトレード欄に200kを振り込む。
満足そうにトレード欄を見ていたリズベットさんが金額を見たのか、ブッと吹く。
「ちょ、に、にひゃっ、にひゃくって......」
「ん。自分の店買うんでしょ? それへの投資」
笑いながら答える。
「そ、それならありがたく受け取っておくけど......」
おろおろしながらそう言って、受け取るリズベットさん。
「じゃ、これからリズベット武具店をよろしく!!」
ニコリと笑いながら行ってくるリズベットさん。
「うん。じゃあ、この剣の研磨とかの時はよろしく頼むよ」
「任せなさい! っとぉ、そういえば名前聞いてなかったわね」
そういえば、リズベットさんの名前は聞いたけど僕だけ名乗ってなかったな......。
「ああ、ごめん。僕の名前はソラ。これからよろしくリズベットさん」
「ソラ、かよろしく。あ、あとリズって呼んで」
「ん。わかった。じゃあ、これからもよろしくね、リズ」
そう言
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