暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン  〜生きる少年〜
第一章   護れなかった少年
第十七話  刀
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
やっぱりさっきのままの方がよかったかも。

そう思いながら腰に吊っている《リベルテ・ブレイド》を外し、リズの前まで持って行く。

「これをインゴットにしてほしい」

「いいの? インゴットにしたら二度と戻らないよ??」

「うん。承知済み」

「なら止めないけど......じゃあ、ちょっと待ってて」

実際ちょっとつらいけど、無くなるわけじゃない。今から新しい剣になるだけだ。

そうしてリズベットさんが走って、近くの小屋に入っていく、と頭だけひょっこり出し、

「ちょっとの間店番よろしくね!」

そして再度入っていく。

反論の余地も無かった。

「まぁ、しょうが無いか......」

―☆―☆―☆―

数分後〜〜〜

「いらっしゃいませー」

暇だ。

すっごい暇だ。

リズベットさんに任せて数分経ったけど、客は皆無。

暇過ぎる。

「お待たせー!」

とそこにリズベットさんが手にインゴットを持って現れる。

「えーっと、《ブライトネス・インゴット》になったわ。 かなりレアなインゴットね」

そういうリズベットさんはかなりわくわくしているよう。

それにちょっと苦笑して、もう一個の注文を言うことにする。

「もう一個注文があるんだけど」

「なになに?」

「この《ブライトネス・インゴット》と《スターライト・インゴット》で新しい剣を作ってほしいんだ」

「スターライトってかなりのレアじゃない......で、作るのは曲刀?」

その声に対して少しニヤッとして返す。

「いや、違う。作ってほしいのは《刀》だよ」

「かたなぁっ!?」

凄くびっくりされた。まぁ、しょうが無いけど。

「で、どう? 刀作れる??」

「まぁ、そういう武器カテゴリがあるなら作れるんでしょうけど......あるの?刀スキルなんて」

「うん」

それに対しては即答。

「わかったわ。じゃあ、また少しの間店番お願い」

少し困ったように言うリズベットさんだけど、その足取りはかなり軽く、スキップなどしている。

......まぁ、初めての仕事だろうからわくわくするのも当然か。

さてさて、どんな刀が仕上がるか楽しみだねぇ。うん。

―☆―☆―☆―

更に数分後〜〜〜

「お待たせ〜」

凄いスキップしてる。が、剣を持っていない......。まさか......

「うん。お疲れ、で、剣は? なんで持ってないの?」

「うん。ちょっと持ってくるのが面倒だったから、置きっぱ」

安心した......。

「じゃあ、そっち行こうか」

「うん」

そういいながらリズベットさんが露店で出していた剣を全
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ