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インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
楯無と簪
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達何かあったのか?」
俺はココアを入れ、簪に渡しながら聞いてみた。あんまりこうゆうのには首を突っ込みたくないが、あんなに仲が良かった姉妹がこんなになるくらいだ。何かあったに違いない。
「…私…姉さん…お姉ちゃんといっしょにいると自分が惨めに思えてくるの…」
「なんで…」
「お姉ちゃんは……なんでもできるし…やさしくって…誰とも仲良くなれるのにそれに比べて私は…」
「だからISを自分一人の力で作って楯無さんを超えようと思たんだな」
「うん…でも本当は自己満足…なの。私が自分の専用機を自分で作ればお姉ちゃんを追い越せる…近づける気がして…ずるいよね…こんなの」
「それをわざわざ人に言うのが一番ずるいと思うぞ、俺は」
俺は自分のココアを飲みながらそう答えた。熱いなこのココア。
「なんだかそれで誰かに許して貰おうとしてるみたいだ。楯無さんより上を目指そうっていうのは正しい選択だ。だからもっと胸を張って堂々としてればいいと思うぞ」
「…そうだね。ありがとう…燐…なんだか少し楽になった…みたい」
「そうか。それは良かった」
「燐…手伝いの話…だけど…手伝いってもらってもいい…?」
「ああ、いいよ」
「ありがとう燐」
簪は微笑みながら、俺に感謝の言葉を述べた。その簪の顔に俺は自分の顔が赤くなっていることに気づいていたかった。
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