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神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・後半-日来独立編-
第五十四章 君の元へと《1》
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長を解放することを伝えるものであり、操作室にいた皆は誰もが甲板のある上を見た。
 天井しか見えないが、甲板には解放場がある。
「解放場、予備動作に入りました。解放へと掛かる時間は二分から三分と考えられます」
 ゆえに最大三分は日来の長を足止めすれば、後は黄森の描いた通りの結末となる。
 黄森はこの時間が勝負なのだ。
 そのため、これまで温存してきた戦闘艦を発進させ、今辰ノ大花にある全勢力を日来の長の足止めのために回した。
 これが本当の勝負の時間だ。
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