暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ドラゴンイレブン
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と「?急事?!!」と表示されている。
・・・少し、遅かったようだ。この情報が正しければ、現在海鳴市は色々アレなことになっている。
〜同刻、アースラ・危険物保管庫〜
「馬鹿な、子供だと!?」
「何所から入り込んだ!?」
それは余りにも一瞬の出来事だった。その一瞬が、すべての運命を別った。
「ジュエルシード、頂きます」
封印済みだった20のジュエルシードがデバイスへと吸い込まれてゆく。
紫電を纏い、黒いバリアジャケットに美しい金髪を揺らしてている少女は、静かにそう告げた。
『鮮やかな手際だ・・・出来過ぎてるくらいにな』
『それで、犯人は何処へ向かったの?』
「ああ、犯人が向かった先は・・・海鳴市だ。既にニルスは先行しているから気を付けるんだよ」
主に周囲の被害的な意味でね、とクロノは心の中で続けた。
〜同刻、時の庭園付近〜
「プレシア、あれ見てください」
「何よあの悪趣味な建造物。住んでるやつの顔が見てみたいわね」
「母さん、あれどう見ても
時の庭園
(
うち
)
と同じデザインだよ?」
「・・・いい趣味してるわね!是非住んでいる方とはお近づきになりたいわ!」
(このBBA本当に天才だったのかい?)
モニターに映し出された建造物に、テスタロッサ一家は困惑を隠せない。それは、2つあるはずのないものだから。
「プレシア、あれは・・・」
「分かっている。殺された未来が、復讐しに来たってところかしら?」
無限力に触れたリニスとプレシアには感じ取れた。あれがどういった感情を持った何なのかを。
「他人の振りをする訳にもいかないし・・・シャインを呼びなさい。打って出るわよ!」
〜同刻、市街地〜
《『マスター(少年)、結界の展開を探知しました(した)』》
「結界って、こんな街中で誰が・・・?」
「・・・・・・」
お使いの途中に突然の結界。一体誰が何のために、と困惑を隠せないなのは。そしてそんななのはとは裏腹に、既にバリアジャケットを展開して空を睨みつけているクロエ。その様子を見て「敵がいるかもしれない」と認識したなのはは遅れて展開を済ませる。
瞬間、空中から4つの鉄球が不規則な弾道を描きながら二人に殺到した。
アスファルトを粉々に砕く威力が魔力爆発を起こし、凄まじい粉塵を巻き上げる。
「やったか?」
「いや、高町は寸でのところで回避したようだ。黒いのは・・・」
そう言いかけた桃色のポニーテールの女性は、突如その手に持つ剣を横凪ぎに振り払った。ガァン!と金属同士のぶつかる音が響く。
切り払った物の正体は煙の中から投擲された鉄球の欠片だった。それも、彼女が切る前に既に真っ二つに切り裂かれている。続いて煙の
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