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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ドラゴンイレブン
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察するのが仕事だと言っていた。ならば劇物のタイプにも種類があるんじゃないのか。つまり平賀君と劇物Aは司書によって元とは違う身体をこの世界で与えられたんじゃあないのか。それを確かめる方法は・・・

「・・・司書は駄目だろう。そんな重要な情報黙ってたってことはこの世界の法則に引っかかるから敢えて言わなかった可能性が高い。なら誰だ?平賀か?でもどうやって?」

直接確認を取ることは出来ないでもないが、それをやると”大羅天”が世界のくびきを乗りこえてリリなのの世界を食いつぶす可能性がある。管理局の次元航行だって割と危ない方法なのだ、それ以上はスパロボ世界線とリリなの世界線の結合を招くだろう。何を言っているか良く分からないかもしれないが、何故か俺にはそういうのが分かるのだ。あ、ちょっとチート人間っぽいこと言ってる。それはさておきどうにか合法的に確かめる術は・・・何かないか?


「・・・あ。」

ある。あると言えるのかどうかも怪しい可能性だが、無いではない。

ゼロの使い魔のストーリー内で、一度だけ現代社会から平賀才人にコンタクトを取れる可能性がある場面が存在する。作中で虚無の使い手たる教皇ヴィットーリオが世界扉(ワールドドア)という魔法を使う際、あちらとこちらの世界が限定的に繋がり、そこで才人と母親の一度っきりのGメールのやり取りが起きた。明確かつ確実にコンタクトを取れるタイミングはそこしかない。

「・・・!やり取りが起きるタイミングを計算・・・既に母親のメールが送られる1回目が終わっている!次は、今日の2分後ぉ!?」

幾らなんでも早すぎないか。ついでに都合も良すぎる。何だこの奇跡的タイミングは!?
だがこれを棒に振る訳にはいかない。或いはこれこそサイコドライバーである自分が引き寄せた可能性の片鱗なのか。

「まずっ・・・!急げ急げ!!」

応龍皇の力を使ったクロスゲート維持結界を流用、繋がる空間を座標指定で計算、割り込み用の回線確保、平賀才人のメアド調べ、送信内容を――ー





平賀君へ。

初めまして、私はシャインといいます。
単刀直入に聞きます。貴方は転生者もしくはそれに類する存在ですか?
重要な話です。返信するまでゲートは私が維持します。
私はそうです。司書のような男から力を与えられ、リリなの世界に送り込まれました。
もしもあなたが他にも転生者を知っているならば教えてください。
それと司書に会ったのならばその時の事、言われたことを教えてください。
私の力でもこのゲート広げたり長時間維持するのは難しいのです。
もう私には時間も手掛かりもない、貴方だけが最後の頼みなんです。
どうかお願いします。



〜その頃ハルケギニア〜

「・・・ワールドドアが閉じない!?いや、これ
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