【僕たちは】癒やし系男子【なんだそう】 第1話
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のは、2人とも放送部員で、ともにお昼の放送を行うことがあるのだ。
その放送が強い支持を受けていて、2人の人気はますます上がっている。
そんなこんなで、2人は学園中に知れ渡っている有名人なのだ。
午前7時
《ピピピピピ...》
うるさく鳴り響くアラーム音を、バゴンッと平手打ちとともに止めたのは瑠偉の方だった。
少しの間、頭が覚醒せずにぼーっとしていたが、頭も体に追いついてきたころ----
「思音、起きて」
そう言いつつも、瑠偉の手は思音の肌をするすると撫でていて、内心起こす気はゼロだ。
そうすると、思音の長いまつげがふるふると震えて、その愛らしい様子に笑みをこぼす。
そんな事を飽きずにくりかえし、30分がたった頃、ようやくパチリと彼の目が開かれた。
でも急ぐ必要は無い。
もともと、これまでの時間もプラスして思音が起きるだろう時刻を予想し、アラームを設定していたのだ。
「おはよ、思音」
「ん...はよ...」
まだ寝ぼけている相方のほっぺに唇を落とす。
そうすると嬉しそうな顔をするから。
【第1話】end
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