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Angel Beats! the after story
記憶戻しの野球試合@
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「音無、お前はまだいいだろ俺なんて青春とお別れしてたんだぞ」

俺たちは力なく地面に座り込んでしまった。

「からかったりして悪かったわね、ユイちゃんがどうしてもしたいっていってたからついね」

「ほんとにごめんなさい音無さん、日向さん」

「先輩の壊れっぷりよかったっすよ。」

いきなり日向が立ち上がりユイの前に立つ。

「お前が、お前が仕組んだのかよーー!」

日向がユイを綺麗な卍固めで攻撃している。

「ギブギブ先輩許してください。」

ようやく日向の気が収まったのだろう、ユイに向かって何か言おうとしていた。

「俺は怖かったんだぞ、ユイと一緒にいられないと考えると正気を保てなくなっちまう。」

「先輩そんなに私のことを思ってくれるなんて…」

いきなりユイが頭を下げて謝った。

「ごめんなさい。私、先輩の気持ちも知らないでこんなことしてほんとにごめんなさい。」

ユイが正直に謝ったからだろう、日向の顔はいつもの優しい顔に戻っていた。

「ユイ…」

「先輩…」

ものすごくいい感じのところに1つの野球ボールが飛んで来た。

「痛っ!」

ボールは綺麗に日向の顔に当たり日向は痛さに悶えていた。

「大丈夫かーー日向ーー。」

多分、日向の入ってる野球サークルの仲間が間違えて投げてしまったのだろう。

「大丈夫だーー」

大丈夫ではなさそうだが本人が言うのだからそうに違いない。とそんなことを思っていると

ゆりが
「ねぇ、あんたたちそろっと野球の練習しといた方がいいじゃないの?」

日向はすっかり忘れていたのだろうゆりのおかげで気づいたらしく慌てる。

「そうだった。音無早く肩をあっためにいくぞ!」

「まだやるとは言ってないぞ。」

日向は急に立ち止まり地面に土下座した。

「音無一生の願いだ試合に出てくれ頼む。」

土下座まで見せられた俺は渋々返事をする。

「あーもう、分かった出てやるよ。」

「ありがとおーー音無!」

「肩あっためるならサッサっと行こうぜ。」

「おう。」

俺たちはグローブを手にし肩をあっために行くのだった。











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