第二章その七
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初代の頃より固く守られてきた家訓なのです」
執事の声は強かった。嘘を言っている声ではなかった。
「それに旦那様は陰の仕事以外では決して人を殺められぬ御方。ましてやあの様な惨たらしいことなぞなさりません」
「その言葉信じてよろしいですかな」
役は固い表情のまま尋ねた。
「信じていただけないのならそれまでです。ただ我々も古きよりこのフランスを支えてきた一族、誇りはあります」
誇り、それは古い家にとっては最も貴いものである。
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