序章 出会い
第2話 仲間とは・・・?
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かったのか、ルーシィは慌てて付け足す。
ル「大丈夫大丈夫!自分が強くなくても入れるし、面接とかも何もないから。」
シ「・・・・・」
まだ驚きが治まっていない。でも、弱くても入れるってゆうのはありがたい事だ。俺も魔法を手に入れたし、“任務”を果たす為に強くならなきゃだからな・・・よしっ!俺は妖精の尻尾のギルドを見上げると、
シ「俺・・・ここに入りてぇっ!」
それを聞いたルーシィは手をパンッ!と叩き、喜んだ。
ル「じゃあ早速マスターに紹介しないとっ!シン、私について来て。」
俺はルーシィの後を追いかけ、妖精の尻尾のギルドの扉を開け、ギルドに足を踏み入れた。そこで俺が目にした光景は・・・
シ「うわぁ〜〜〜!」
中は広くも狭くもなければ、中央で何人かがテーブルを囲んで片手にビールを持って騒いでいた。一言で言うと、お祭り騒ぎだ。だが、そのお祭り騒ぎも、俺の姿を見るとピタリと止まった。
?「ルーシィ、今までどこに行ってたんだ?てか、誰だそいつ?」
?2「もしかしてルーシィの彼氏?でぇきてるぅ〜。」
ル「違うからっ!」
桜色の髪の毛に吊り目、魚の鱗みたいな模様の白いマフラーが特徴の俺と同い年くらいの男と、青い毛並みにお腹だけが白い二足歩行で言葉をしゃべる猫・・・この猫は化け物か何かか?その化け猫の言葉にルーシィが突っ込む。
ル「この子はシン。旅をしている魔道士なんだって。せっかくだから、「ここに加入したら?」って聞いたらOKしたから連れて来たのよ。」
短く説明したルーシィは俺に頷きかける。俺はルーシィに頷くと、ギルドの人達の方を向いて、
シ「えぇっと、シン・バンギといいます。まだ、魔道士の“卵”ですが、よろしくお願いします。」
ギルドの人達に頭を下げる。恐る恐る顔を上げると、奥の方に座っていた俺の膝ぐらいまでしかない背の小さなお爺さんが歩いてきた。
マ「わしはここのギルドマスター、マカロフじゃ。早速じゃが、お前は、仲間というのがどんな存在か分かるか?」
シ「え・・・?」
ギルドに重たい空気が流れる。
いきなり難しい質問だな。俺はしばらく考えて、辿り着いた答えを言った。
シ「俺が思う仲間は、家族同様だと思います。」
マカロフさんが小さく反応したのが分かった。
俺は故郷にいる母さんの事を思いながら話し始めた。
シ「傍にいるだけで安心して、共に笑い合って、共にふざけ合って、共に泣き合って、優しくて、温かくて・・・家族と全く同じ。同じ場所で、一緒に時を刻んで過ごしていく・・・俺が思う仲間は、こんな感じですけど・・・違いますか?」
黙って話を聞いていたマカロフさんに恐る恐る答えを尋ねると、マカ
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