序章 出会い
第2話 仲間とは・・・?
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もいなかった。こんなにたくさんの魔法グッズを見るのも生まれて初めてだ。ふと視線を店の端っこに移すと、紐に通した赤、黄、緑、青、紫の五色の腕輪を見つけた。その腕輪に、俺は不思議と引き付けられた。
シ「これは・・・」
主「それは五色腕輪という魔法道具でね、赤色は炎、黄色は雷、緑は風、青は水、紫は闇といったように、腕輪ごとに属性が変わるんだ。」
シ「へぇ〜。」
魔法って、結構便利なんだなぁ〜。
主「ちょうど貰い手がいなくて、そろそろ処分しようと思っていた物なんだ。もし欲しければ、1000Jで売ってあげるよ。」
シ「1000J!?」
魔法グッズはめちゃくちゃ高いと思ったけど、その値段なら俺でも余裕で買えるっ!旅に出る前は魔法にもちょっと興味があったし・・・よしっ!
シ「これ下さいっ!」
主「まいどあり〜♪1000J、確かに頂きましたぁ〜♪」
俺は魔法屋の主人に礼を言い、店を出ると、買ったばかりの五色腕輪をリュックサックのサイドポケットに入れる。
シ「これで俺も、魔道士なのかな?」
“トップを目指す”には強くなくちゃならない。魔法を使って“任務”を果たすのも悪くないだろう。でも、俺はたった今魔法を手に入れたばかり。これじゃあ一人前の魔道士ではなく、魔道士の“卵”だ。
・・・よしっ!予定を変更して、まずは強くなる為に魔道士の修行をしよう!でも、どうやって修行をしたらいいんだ・・・?この街は魔法で有名だ。街の人達なら、魔道士の事なら分かる人がいるかもしれない!すると、俺の横を1人の女の子が通り過ぎた。あの子に聞いてみるか。
シ「あの〜、すいませ〜ん。」
?「えっ?あたし?」
声を掛けた女の子は俺と同い年くらいの子で、金髪をツインテールの束ねていて、茶色がかった大きな瞳に、へそと肩出しの青い服に青いミニスカートに茶色いロングブーツ姿の、かなりの美人な子だ。
でも、俺は彼女いない歴18年・・・いや、初恋も未だにしていない。でも、男女のカッコイイやカワイイ、イケメンや美男美女の区別は付く。
シ「ちょっとお尋ねしたい事があるんですけど、魔道士で強くなるには、どうしたら・・・?」
初対面の人や目上の人と話すには、やっぱり敬語が常識だよな。俺の質問に、女の子はすぐに答えてくれた。
?「なぁ〜んだ、そんな事かぁ〜。一番手っ取り早いのは、ギルドに加入する事ね。」
ギルド?何だそれ?生まれて初めて耳にする言葉だ。
?「もしかしてあなた、ギルドを知らないのォ!?」
シ「あ、はい。実は、遠い所から旅をしてきて・・・」
?「旅の魔道士って事ね。」
この女の子も、さっきの魔法屋の主人と同じ
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