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少年は魔人になるようです
第78話 少年のリビドーが炸裂するようです
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と、その………実はー…。」


復活したのどかさんが話してくれた所・・・どうやら変態軍団の話は本当で、ハルナさんが大変な風土病に

かかって、ここの人達(正確には座長?)に薬を貰って治して貰ったそうだけど、その薬が100万Dqする物で、

その代金を借金として背負わされ、返済方法として奴隷仕事に就かされた・・・と。


「おいおい、詐欺じゃねぇか。老人から毟り取るだけじゃ飽き足らず、いたいけな女の子まで手ぇ出すのかよ。

現実(リアル)どころか更にひでぇな。」

「しかも逃げりゃこの首輪がボンッ!て、趣味悪いなぁ……。どないすんねん、ネギ。」

「賞金首に逆戻りだけど……方法が無い訳でもないよ、小太郎君。」


僕が指差した先、壁に張られた広告には―――『拳闘大会 優勝賞金100万Dq』。

一石三鳥とは願ったり叶ったりだ。

………
……


「………で、お前らが拳闘士だぁ!?」

「はい、テストを受けに来ました。」


元々の目的だった拳闘大会出場の為の登録テスト。・・・来てみたら、受付があの変態軍団の隊長さん・・・

もとい、トサカさんだった。そして僕達を闘技場へ連れてくると、鼻で笑いつつ合格条件を告げた。


「まぁいい、ビジネスはビジネスだ。座長は訓練士に勝てたら勝てたら入団させてやるとさ。

だけど逃げるなら今のうちだぜぇ?アニキはつえぇからな!」

「ハッ、幾ら強いかてワイらに勝てるかっちゅーねん。」

「威勢だけは良いな!だがな、アニキはガキの頃あのサウザンドマスターをボコ殴りにしたっつー話だ!

まぁ死にゃぁしねぇよ。アニキ、出番ですぜ!」


トサカさんの呼びかけに、闘士用の出入り口からゆっくりと出て来る黒く大きな影―――

ほ、本当に父さんを子供の頃圧倒して、尚も強くなってる人だとしたら・・・・・望むところだ!!


「さぁて、どこのどいつだ?命知らずのガキはよぉ!」

「「……あれ?」」

「え…………て、て、て、テメーらはぁぁあああああああああああ!?」


と、奥から出てきたのは、最初に立ち寄った街の酒場で絡んで来た、ハゲマッチョもといバルガスさんだった。

・・・ああ、嘘か。でもまぁ、仕方ないよね。その手の嘘は言った者勝ちだし。

しかもこの人で高位魔法使いらしいしね。


「なんや拍子抜けやなぁ………。」

「まぁ、簡単に事が済むならそれに越したことは無いよ。」


一応礼儀として構える僕達に、バルガスさんはいやんいやんと首を振って、今にも逃げ出しそうだ。

だけど、そんな事は許されない。僕達の目的の為にも!


「行くよこた……じゃなかった、コジロー君!」

「あい
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