暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
再戦&覚醒
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
者の使う武器である黒鍵(こっけん)

「行け!」

光りの中から作り出した三本の黒鍵を、青タイツ目掛けて真正面から投げ放つ。

「いきなりたぁやってくれるじゃねぇか!」

投げられた三本の黒鍵は、槍の横凪ぎで破壊されたがこんなのは承知の上。

「殺る!」

「は、やれば出来るじゃねぇか坊主!」

刀を鞘に納め、同時に左足で思い切り地を蹴り真っ直ぐ疾走しそのまま抜刀するが槍を盾にし防がれた。

直ぐ後に槍の横凪ぎが来るが、身体を真後ろに傾け避けその隙をついて距離を少し離し、黒鍵を二本作り出し投げたが黒鍵は青タイツに当たらず胴体の直ぐ真横を通り過ぎた。

「んな物投げても無駄だぜ!」

青タイツが地を蹴り接近し、槍の突きが放たれるが遅い! 先程より遅い突きを弾き、再度至近距離で黒鍵を青タイツの顔目掛けて一本投げるが、やはり青タイツの顔の直ぐ真横を通り過ぎた。

「投擲物、いや飛び道具が当たらないスキルかランサー?」

「ほう、てめぇ俺が何だか知ってるみたいだな。だが答えはてめぇで考えな!」

「そうか、なら次いでだから言っておく。やめておけお前の突きはもう当たらん!」

「ならこんなのはどうだ!」

突きの猛攻を全て刀で受け流していると、刀と槍がぶつかる瞬間自身の刀が宙に舞った。

「絡み手か!?」

刀と槍のぶつかる瞬間に、力を緩め此方のパワーバランスを崩し力の抜けた瞬間に上に弾き飛ばしたか。

「得物がなくなったが容赦はしねぇぜ!」

「スタート(創造・開始)」

槍の刃が届く前に右手に深紅の槍を作り出し、槍を交差するように此方も突きを放つが俺も青タイツも顔を左右に動かし避けると、青タイツが今度は後ろに下がった。

「……てめぇ、何故俺の得物を持ってやがる!?」

「さぁ何でだろうな」

丁度上空に飛ばされた刀が落ちてきたので、左手で掴み取り鞘に納める。

「ウェポン・スタート(情報・解析)」

この槍の名はゲイ・ボルク、一度放てば確実に心臓を穿つ呪いの槍。投擲と刺突の両方が存在し、投擲のほうがパワーは上か。

ゲイ・ボルクの持ち主はただ一人、ケルト神話の大英雄つまり……

「お前の真名はクー・フーリンだな?」

「は、殺し損ねた上に真名もバレちまうとはよ。……悪いがてめぇには此所で確実に死んでもらうぜ」
青タイツが槍を構えると、槍に赤黒い魔力が集中していく。宝具を使い俺を仕留める気か!? ……ならば!

「此方もそれに答えよう」

同じように槍を構え魔力を集中させる、上手くいけば殺せるが失敗すれば恐らく両方共に死ぬ。

「「ゲイ(刺し穿つ)」」

俺と青タイツが真名解放をしようとした瞬間、土蔵が赤く光った。

「何だ?」

「ありゃまさか!」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ