暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0431話
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ぽいものが見えるが意外に気が強いな。

「魔力が足りないのは魔法世界が火星にあって、その火星がいわゆる死の星だからこそ魔力を生み出せないんだろう? なら簡単だ。火星をテラフォーミングしてしまえばいい」
「ふんっ、それこそ机上の空論です。最短で10年。それだけの猶予しかないのにどうやって火星をテラフォーミングするんですか? そもそも現在の地球では月に到着するのがやっとではないですか。確かに火星に探査機を送るような所もありますが、それも到着まで片道何年も掛かるのだという情報はこちらでも手に入れてます」
「確かに今の地球ならそうだろうな。だが、火星までそれ程の手間もなく移動出来る手段があるとしたら? そしてテラフォーミングする為の技術や資材を用意出来るとしたら?」
「っ!? そんな夢物語を聞きたくなんてありません!」

 夢見がちな机上の空論。ルーナにとっては俺の意見はまさにそれだったのだろう。龍宮や長谷川にしても同様だ。だが、あの日にエヴァの別荘で俺の記憶を追体験したネギ、長瀬、宮崎、桜咲の4人にとってはそれが実現可能だと確信しているのか、期待の籠もった目で俺へと視線を向けている。

「確かにあの技術力があれば地球から火星まではあっという間だし、アクセル君達が保有しているロボットがあればテラフォーミングする為の手段としては十分です」
「それに、確か量産型Wとかいうのもいたでござるな。なら人数不足というのも解決可能でござる」
「そして量産型Wさん達には、疑似記憶とかありましたのですぐに作業に入れます」
「そうなると最大の問題はどうやって向こうと連絡を取るか、ですね」

 最後に呟かれた桜咲の言葉に頷き、笑みを浮かべる。

「こうなるとマーカーを修理していってくれた超に感謝しないとな。不規則とはいえホワイトスター側に信号を発信してるんだ。恐らくそう遠くないうちに……下手をしたら俺達がこの魔法世界にいる間にでも既に麻帆良に迎えに来ているかもな」
「……何を、何を言ってるんですか? 本当にこのアクセル・アルマーに火星を何とか出来る手があるとでも言うのですか!?」
「ま、そーゆー事だ。お前達にはちょっと信じられないだろうが、間違い無くその手の技術や手段は持っている。だが問題はそれが10年でどうにか出来るかどうかだが……ここで2つめの手だ。火星にある魔力が足りないというのならどこか他の場所から持ってくればいいだろう?」
「他の場所?」

 ネギの声に頷き、口を開く。

「星に魔力があるというのなら、例えば何らかのタンクのようなものに他の星、例えば水星、金星、木星、土星、天王星、海王星辺りから持ってくればいいだろう。まぁ、魔力を運ぶ為の入れ物とかはどうにかして開発しなきゃいけないだろうが」
「む、無茶を言わないで下さい!」


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