暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0431話
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事。その理由は火星が死の星だから。地球にしろ火星にしろ星に魔力があるというのが前提となっているとなると他の星も同様なのだろう。ただ、自然があってこそ魔力が産み出されるというのなら地球が一番適している訳で……そうなると問題は時間か。いや、同時並行すればいけるか? ただ、最大の問題はホワイトスターだな。レモン達と連絡が取れれば問題は全て解決出来ると思うんだが。
 方策を考えている間にいつの間にか俺への不満を上回って頬を赤くしてネギと話しているルーナへと目を向ける。

「タイムリミットは分かるのか?」
「いえ、残念ながらその辺は。10年か、100年か。……ただ、貴方のせいで私達が予想していたよりもタイムリミットが少なくなったのは事実です」
「……俺のせい?」
「先月、この魔法世界を構成している魔力の一部が消滅しました。こう言えば何か心当たりがあるのでは?」
「精霊、か。それなら心当たりが無いとは言えないが、あれは正当防衛だぞ?」
「ア、アクセル君。一体何を?」
「オスティアに向かっている途中で精霊の群れに襲われたって話はしたことがあったな?」
「え? あ、うん。確か闇の魔法の暴走を乗り越えた時の話だよね?」
「ああ。当初は俺も魔物と化して暴走してたんだが、その時に襲い掛かってきた精霊を文字通りの意味で喰らってな。恐らくそれでだろう」
「……そうですね。それが理由だというのは間違いありません。そのおかげで多少ではありますがタイムリミットが少なくなったのは事実です」

 キッと俺を睨みつけるルーナ。
 なるほど、俺を睨んでいるのはフェイトの件だけじゃなくてそういう理由もあった訳か。

「タイムリミットは1年や2年ってギリギリの所だったりはするのか?」
「いえ、さすがにそれはありません。貴方に消費された魔力の分を考えても最短でも10年程度の猶予はある筈です」
「それなら何とかなるか」

 ポツリと呟いたその言葉に、周囲の視線が俺へと集中する。
 ルーナだけではなく、ネギ、長谷川、桜咲、長瀬、宮崎、龍宮の6人も同様だ。

「アクセル君、それ本当!?」
「まぁ、パッと思いついただけの机上の空論だけどな。いいか、まず大前提として魔法世界の住人は現実世界にそうほいほいと出てこられない。これは分かるな?」

 確認を込めての質問に頷くルーナ。

「ええ。ヘラス帝国では色々と頑張ってるみたいですが、技術的あるいはコスト的な事を考えると厳しいと思います」
「つまりはこの魔法世界を存続させる方向に持っていくしかない訳だ。で、必要になるのは魔力」
「そうだな。だが、その魔力が足りないからこそこいつらが暗躍しているのだろう?」

 龍宮の言葉にキッと睨みつけるルーナ。
 ……何と言うか、外見はおっとりと言うか、育ちの良さっ
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