第14話 任務終了。
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
らこの恰好でも大丈夫だよね!』
(―――ん?なにか嫌な予感が…)
リクは強烈な悪寒を感じた。そう、まるであの日、なのはとの一件の時のような強烈な悪寒が。
「あ、ちょ、まっ―――」
リクが言うよりも早く、部屋の扉が開く。
そしてリクの眼前に見えたのは引き締められながらも、とっても柔らかそうな肌色。
「へ?」
「あ」
「お―――ぐぼべらぁ!!」
「天誅」
部屋の扉が開くと同時に出てきたパンツだけを身に付けたスバル。スバルはリクを見ると同時に固まり、小さな声を漏らし、それを聞いたリクは気まずそうに、そして「やっぱりか」と内心で呟きながら間抜けな声を出す。
レイは出てきたティアナを視界に収めた瞬間「おおおおお!!」という感嘆の声を出そうとしたが、アキの全力で放った超速の拳が頭部を打ち抜き、数メートル程吹き飛んだ。結果スバルを視界に収めたのはコンマ一秒程度である。
レイを殴り飛ばしたアキはとても満足そうな表情で「天誅」と呟いた。
「な、ななななんでリクさん達がいるんですか?え?っていうかキャロが来てるんじゃ…え?あれ?」
何が起こったか未だに理解出来ていないスバルは盛大にテンパり、そして盛大に狼狽える。
「ス、スバルとりあえず落ち着け。ほら俺の上着着ろ。な?」
こういう事は二回目なリク。最早慣れたものである彼は冷静に上着を脱ぎスバルにかけようとする。
それを後ろで見ていたアキは一人、「こいつやけに落ち着いてんな」と感心しながら成行きを傍観していたが、ふとある事を思いつく。
―――ニヤリ。
そんな音が聞こえてきそうな程意地の悪い笑みを浮かべたアキは、リクの背中をドンッと蹴った。
「は?」
「え?」
いきなりの衝撃に完全に不意を突かれたリクは体勢を崩し、前のめりに倒れて行く。そしていきなり大の男が倒れてきた事で再び固まるスバル。
それ故にスバルはリクを支える事が出来ずにそのままリクと一緒に。
ドスンッ!
そんな音を立てて一緒に床に倒れ込んだ。
「いっつ…。おい大丈夫かスバ―――」
「あわわわわわわわわっ!!だ、ダメですリクさん。あ、あたしまだこ、ここここ心の準備がっ!?そ、それにティ、ティアにもそのっ、わ、悪いしっ」
「な、何を言ってんだお前?ってそれよりも悪いな、早く退くか―――あれ?」
―――動かない。
リクはスバルを押し倒した…そのような状態のまま全く動けぬ事に気が付いた。
疑問に思うと同時に閃く。このような効果を持つ魔法、いや、「鬼道」を自分が知っている事に。
(ア、アキーッ!!)
扉の陰に隠れていたアキはリクを蹴り飛ばした瞬間義魂丸を噛み砕き、死覇装を纏った。そしてリク
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ