第14話 任務終了。
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ほんとにご苦労様」
皆が集まり、はやては最初に今日実戦に出た者達に労いの言葉を掛けた。勿論皆が皆前置きである事を理解しているので、笑って返すくらいの反応しかない。
そしてはやては、空中にディスプレイを映し出す。
そこには今日の戦闘でリクと交戦した剣崎シオンが写し出されていた。
「集まってもらったんは他でもない、今日現れたこの人についてや」
「どうみても“剣の民”だな」
映像を見たシグナムがそう言った。
「そや。解析してみても、リク君達“剣の民”の魔力パターンに似通った点がいくつも見られることからも彼が“剣の民”である事は間違いないやろ。問題は―――」
「なぜ“剣の民”がこの場に現れたか、ってことだよね」
はやての言葉を遮り、フェイトが言う。
そして、彼女の言葉に反応するようにリク達“剣の民”を除くメンバーが、リク達を見る。
「いや、俺達も何故かは分からない。そもそもこの剣崎シオンとかいう奴は俺達とは別の集落…というか世界に住んでいた奴の可能性が高い」
「だから理由や、目的は全く分からへんってことか?」
「そうです。ただ―――」
リクは一旦言葉を区切り、ディスプレイの映像を切り変える。
映し出されたのはシオンが氷の龍をだす瞬間の映像だ。
「―――こいつの実力は凄まじい。恐らく俺達と同等かと思われます」
周りが息を呑む。
リク達は現在この機動六課内でもトップクラスの実力者だ。そのリク達と同等という事の恐ろしさになのは達は戦慄する。
「お前らみたいなのが敵にいるのかよ…」
ヴィータに至っては非常に面倒臭そうな顔をしている。
「くく、心配しなくてもヴィータのようなお子様は相手にされないと思うぜー?」
「んなっ!?レイてめえふざけんなー!」
今まで黙って聞いていたレイが暇つぶしにヴィータをからかい始め、ヴィータがそれに乗り、喧嘩が始まる。
それを全員がスルーしながら、話は進んでいく。
「とりあえず今出来る事は次この敵が現れた時に備えて準備しておくくらいや。解析もまだ済んでへんし、そもそも出来るかどうかも不明や。いいか?皆、今まで以上に任務に出た時は警戒を怠らんといてな」
* * *
「どー思うよ?」
話し合いが終わり、それぞれが帰路に着いている中、一緒に帰っていたリク、レイ、アキ。
レイがふと言ったこの言葉にアキが反応する。
「あぁ?どうってどういう事だ?」
「リクを圧倒したあの剣の民の事だよ」
「ああ…、別に気にする必要ない。アタシ達はアタシ達のやるべき事をやるだけだ―――」
「いやいやちょっと待て。何で俺が圧倒されたみたいに話してんだお前ら。全然圧倒さ
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