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八条学園怪異譚
第四十四話 学園の魔女その十一
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「じゃあ開けてみます?」
「今から」
「鍵誰か持ってる?」
 扉を開けるには鍵が必要だ、これはどの扉でもである。
「多分かかってると思うけれど」
「いえ、そんなのとても」
「今来たばかりですから」
「そうよね、この扉の鍵って」
「じゃあ私が貰って来ましょうか」
 七生子がここで三人に提案してきた。
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