外伝
ONEPIECE
1話 オレンジと人魚
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けば普段と変わらぬ海が目の前にあった、ただ廃墟と砂浜に打ち上げられた鉄くずだけが残っていた。
それからは、皆のお墓を作り、俺の血型限界で船を出し、俺は旅に出た。
海に出た俺は、様々な経験をした、例えば海軍の船が見えれば童具・熱線銃で熱線を放出し蒸気に変えてやったり。
世界政府の役人の乗る護衛艦を童具・しゃぼん玉ピストルで船ごとシャボン玉の中に閉じ込めはるか上空に飛ばしたり。
有名な汚職海軍の基地を童具・水圧銃で1000000tの水圧で押し流してやったりと様々だ・・・ぅん・・様々だ。
だが得るものも沢山合ったのも確かだ、俺の持つ童具の劣化版を天竜人にオークションで高額で売りつけたり、交渉に来た海軍にこれまた高額な料金と保証された中立地区を強請ったりした。
そして・・
今俺の目の前で奉仕をしてくれる、かわいい人魚も得たものの1つ。
「んちゅぅ、おいしぃ・・・んちゅ」
俺は、ケイミーの緑色の髪とその白く細い首に巻かれる無骨な首輪を撫でた。
あの日も俺は天竜人御用達のオークション会場へ足を運び童具を支配人に渡していた、その時偶然保管庫に入れられたケイミーの姿を見つけた。
支配人からケイミーについて聞くと、どうやらペットとはぐれた所を人攫い屋に誘拐され、此処に売られた、あの時の彼女の顔はとてもそそったなどと、とても下卑た表情で懇切丁寧に教えてくれた。
俺は宿泊していた宿に戻り来ていた、背に差した忍刀を壁に立てかけベットに腰を下ろした。
俺には前々から考えていた事があった。
安全な家も十分な金も手に入った、だが俺は海に出たあの日から変わらず一人だ。
ケイミー、それは原作に出てくる人魚の名前だ、純真な性格のためか、天然で人に騙されやすいが表情が豊かな女の子だったハズだ。
だがあの水槽に囚われる彼女は、とても暗い表情をしていて、俺の言葉にも虚ろだった。
だが彼女はオークションに出品されても結果的に逃げ出せるだろう、原作の通りならば。
しかし、彼女は生きており、彼女が出品される会場は俺がよく利用している会場だ、いわば不確定な存在が確定済みの物語に干渉すれば、当たり前に別の道を歩み始める。
「んちゅ・・んぅ?あきちんどうしたの?」
「いや、なんでもない。ただ少しケイミーを買った時の事を思い出してな。」
俺がケイミーにそう答えると、彼女は自分の首に巻かれた首輪を愛おしそうに撫でた。
「ぅ〜ん、でも、あきちんがワタシを買ってくれたからこの島の周辺だけだけど自由に泳げるし、人攫いにだって合わないし・・」
彼女は腕組みをして悩み始めるが、俺の肉棒の目の前でそんな格好をしても、間抜けにしかみえないが。
しばらくすると、にぱっ、と音が聞こえて来そう
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