第151話 COSUMOS
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イさんの言葉にギンガさんは頷くと、
ギ「鎖の少女の奴等は最初、皆さんと連合を組む振りをして、皆さんを殺す計画だったらしいけど・・・」
リョ「妖精の尻尾に、怪物召喚を使えるトーヤの存在を知り、計画を立て直したんだな。」
リョウさんの言葉にギンガさんは頷くと、僕の方を向いて、
ギ「君にはいろいろ迷惑を掛けてしまったね。本当にすまない。」
深く頭を下げました。
ト「そ、そんな!ギンガさんのせいじゃありませんよ。僕は全然気にしてませんから。」
僕の言葉にギンガさんは小さく笑うと、ギンガさんは立ち上がり、
ギ「最後に、皆さんに見せたいものがあるんです。」
ギンガさんは指をパチンッと鳴らした次の瞬間―――――
ギ以外「・・え・・・えぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!??」
僕達はコロールの森ではなく、いつの間にか四方八方宇宙が広がった空間を漂っていました。
マ「うわぁ〜〜〜♪」
ナ「す、すげぇ〜〜〜!」
星はもちろん、地球や太陽、木星や土星も見えますっ!
ギ「COSUMOS」
ギ以外「!!!??」
ギ「100億年の歴史が、このCOSUMOSをを創り上げたんだ。このCOSUMOSを永遠に光り輝かしてくれたのは、皆さんのお陰です。」
僕達に微笑むと、ギンガさんの体が白く光り輝きだしました。
ギ「あ、そうだ。」
ギンガさんは白衣のポケットから何かを取り出しました。それは茶色い紐を通した紫色の小さな勾玉でした。
シャ「それって、トーヤの幽封玉じゃないっ!」
チェスさんに、魔力を奪われた時に割れてしまったはずなのに、どうして・・・
ギ「迷惑を掛けたお詫びとして、複製を作ったんだ。大丈夫。君の半幽人の姿も抑える事が出来るよ。」
僕は両手でギンガさんから新しい幽封玉を受け取ります。
ト「ありがとうございますっ!ギンガさん!」
早速首に提げてみると、魔力が完全に戻ってきた感じがします。
ナ「お、おい、お前、体が・・・」
ギンガさんの体は半透明になっていて、今にも消えてしまいそうでした。
ギ「皆さんの未来は、きっと白く光り輝いていきますよ。10の惑星の守護神達が、見守っていてくれるはずです。もちろん僕も。」
僕は空間の中の冥王星を見つめました。
ト「(プルートさん、僕の未来は、あなたが見守っててくれるんですね。)」
ギ「皆さん、本当にありがとう。これからも、白く光り輝いていて下さいね。」
ギンガさんの姿は白い光のちりとなって消えてしまいました。それとほぼ同時に、いつの間にか僕たちは、コロールの森に戻ってきていました。薪の火は燃え尽き、コロール
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